カテゴリ:表沙汰
やはり幻想が現実を凌駕しているのです。 魅力的なゲーム中の街はどこ? ラクーンシティ挙げてるのは一体なんなのか。 ff7もミッドガルってどうよ ゴールドソーサーやミッドガルなんかは、 貧しければ悲惨、金持ちなら豪遊、って感じだな。 そういうの無しで考えればコスモキャニオンやウータイのがいいだろう。 こういうのには珍しくベイグラントストーリーの レアモンデがはいってる。 ミノタウロスやガーゴイルとかがいっぱいいるし地震も多いので 別に住みたくなどないですが、 街のモデルが南仏的ロマネスク(Saint-emilion)なので、 風景が好きだということのみで、 たいしてゲームとしては面白いわけでもないのに、 8週くらいしてしまったゲームだ。 ベイグラ、FFT、FF12は同じ世界らしいが、 ベイグラ以外は実際の風景をとりいれてないので FFT、FF12は日本人の想像するファンタジー全開なのに対して ベイグラだけジルオールみたいに実際の欧州の風景に忠実で、 個人的には、かなり違って見える。 ただし勿論、ストーリーというか、魔術や社会構造などの考え方は 欧州の物語観というよりいまの日本の物語観って感じだ。 欧州の建築には、というか建築様式なんて 定義され分断されるではなくグラデーションを描くもので 各々の境界にはふたつの様式が混ざり合う場所が存在する感じでもあるが、 欧州はロマネスクと古代非ラテン風とゴシック風と近現代中北欧風とかくらいが ある感じで、ロマネスクでもイタリアとフランスで随分違うように思える。 ベイグラの街並は、実際当時"中世ヨーロッパ風ファンタジー"と 言われるゲーム漫画アニメの世界観とは、乖離がある。 (仮に、中世を西ローマ崩壊以降、ルネサンスと言われる時代まで、と定義すれば) ただし、実際の"中世ヨーロッパ風"に忠実なのは、ベイグラのほうで、 いわゆる日本人が想像する"中世ヨーロッパ風ファンタジー"が むしろ西欧の環境デザインのありかたとはまた別に進化したものなのだ。 また、同時に"中世ヨーロッパ風"とひとことで言っても、 ロマネスク、ゴシック、ビザンツ、ケルト・ヴァイキング、アジアの騎馬民族系、とあるし スペインを西欧とみなすならアラビア系王朝だったりする時代がある。 そして場所の湿気などが建物の色に影響したりする。 そこらへんの未分性も日本的"中世ヨーロッパ風ファンタジー"らしさでもある。 ベイグラの特徴は、そこでSaint-emilionの風景、 ロマネスクだけをとりいれていることだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013.08.17 11:15:41
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