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小さい幸せ見つけ隊v(。・ω・。)ィェィ♪

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2009.06.20
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カテゴリ:映画鑑賞日記

マイクの前で、一節の歌を唄いかけ、急に込上げる想いに
歌を止めて口走る。

「過ちを犯したの、やり直したいわ・・・」

黒人のピアノの伴奏者は、まるで神の使いのように答える。

「いや、やり直しは無理だよ。出来ないんだ・・・しかし、過ちはいい。過ちは、人生を豊かにするものだ。」

・・・・


老女は、重い病気を患い、もうじき人生の終末を迎えるべき

病床で夢を見る。若い頃の自分、若い頃に踏み切れずに

見せかけた物にすがった日々。

友人の死。親友の結婚。

愛する人との一夜、愛する人との別れ。

子供の産まれたこと、愛する人との再会と伝えられなかった言葉。

離婚、病気。。。。

彼女は、多くのことをゆっくり幻のように、人生を繰り返すように思い出すのだ。


老女は、若い頃は歌手で・・・街のクラブでジャズを唄ってた。

いつもいつも、訪れる観光客のために。空間に唄うのだ。


彼女が唯一、幸せに感じ、誰かのために歌ったのは

親友の結婚式が最初で最後で、

この時に初めて誰かのために唄う幸せを感じた感動が
最後まで忘れられない。


「言葉なんて何が必要だろうか?私はあなたに出会えてこんなにラッキー

何度も何度もいつも思うわ、あなたを愛した私は誰よりも、こんなにラッキーなんだから・・・」


そんな歌詞の素敵なメロディーの曲だ。


*******************************************

これは、今日観た映画の物語の一部である。

「いつか眠りにつく前に」と云う、ヒューマンドラマな映画だ。

人の人生観などの映画なので、感情表現がゆっくりで、物語がまどろっこしい所はあるが、


サスペンスや、冒険、アクション・・・そんな物では感じない


心に突き刺さることが人生映画ではよくある。

セリフひとつひとつが、、、何故だかどんな人々にもリンクするのだ。


老女が言う、「過ち」とはなんだったのだろう?
観終わって考えてみた。


一目で恋に落ちた相手との一夜?

その結果、訪れた最悪な不幸?

愛する人と結婚しなかったこと?

見せ掛けの愛情で済ませて来た結婚?

子供に無理をさせてまで、唄ってたこと?

日々の子育てと生活とに追われて自分を感じなかった日々?

愛する人と再会したときに
「僕らの星を僕は今でも見つけられる、今でも心は変らないよ」の言葉に逃げてしまったこと?


しかし、最後に彼女は言う

死の床で、悩みを持つ愛する、我娘を優しく撫でながら、、

「いい?、、、人生に過ちなんて無いわ、全ての出来事が素晴らしいの」と



駆けつけた、親友は彼女の横に横たわり


「私たちは、出来ることは全部ちゃんとやってきたわ。あなたの人生は素晴らしい人生だったわよ」
「私の結婚式に歌ってくれた歌を何十年も思い出し、それを励みに生きてきたのよ」と。

彼女に出会えたことの幸せを話す。

そして娘達にも、「人間は、謎の多い生き物。でも、最後には多くのことにこだわらなくなるの。人生はとても素晴らしいわ」と・・・



永遠の眠りにつく前に。。。


人は、私は、何を考えるのだろう。


彼女のように・・・結ばれなかった恋を思い出すのか?

夢をかけたことだろうか?

必死で生き抜いてきた、、、たくさんの試練や現実だろうか?



なんであるかは・・・その時にならないと分からない。


ただ、この老女のように


最後の時は、愛する人達に囲まれて


扉を閉めたい。出来ることならば・・・

そして、愛してると心の底から伝えて

悔いは何も無いと、笑って逝きたい。


いつか眠りにつく前に・・・


そう、だからそれまで毎日を、一生懸命に精一杯生きよう。

神様が私にくれた


この命とチャンスを・・・大事に活用しよう。


そう思った映画でした。


毎日が平凡でも、人にはみんなドラマがあります。


ひとつでも多く、感動的なドラマを人生の主人公として作りたいものですね。






ps,重要なのは人生の長さではない。人生の深さだ。 by,エマーソン

 

いつか眠りにつく前に

 






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Last updated  2009.06.20 19:54:28
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