日本人が危ないよ。
”緊急大激論SP2006!"子供たちが危ない"こんな日本に誰がした!?全国民に"喝"!! 育児や教育問題について徹底的に討論。公共のマナーやルールに対する若者のモラルを問う「社会秩序崩壊」、校内暴力や不登校の増加を問う「学校崩壊」、親子間の殺人などを問う「家庭崩壊」の3つのテーマで話し合う。スタジオに教師やカウンセラー、僧侶ら子供たちとさまざまな形でかかわる人々を招く。また、石原慎太郎東京都知事が今の若者について語ったVTRを送る。司会・草野仁、えなりかずきほか。” 日本人が危ないよ。 現役高校教師していて教育なんて・・・なっていない。 今日も2年生の授業(もう一人の、結膜炎の数学教諭)に課題を挙げて卒業式に発行する”秀穂”作りをしていた。 案の定、廊下に出て遊んでいる。 そんな中、校長が来て僕に言う。「あの2年2組の授業は・・・」 説明すると”しかたがない”という。 本来なら、”すぐ、教室に行って課題をさせなさい”と指導が入ると思ったのに。 今の学校現場では本当の教育なんて無理だ。 僕の優先順位もおかしくなっている。 家庭・学校・地域の教育力が低下している。 限界だ。 番組を見て思うことは今の学校では無理だと思った。無理でもやるしかない。 泣けてくる。 熱血和尚 廣中さんは何度もTV番組で見て共感する。 僕が子供のころは、「先生、言うことを聞かなかったら、棒で打ち殺してください(叩いて指導してください)」と保護者が言っていたものだ。 教師の僕は今、人形のようで生徒に知識を還元できないことがもどかしい。 同僚の尻拭いばかりで・・・でも、それをしないと学校がおかしくなる。 ”教育現場はどうなっているか?” それは学校によって違う。高校だと進学校・普通高校・実業高校などみんな違う。それに地域によっても違う。校種によっても違う。 共通の目的は子どものためなのに、「小学校で教育されていない」「中学校でどうにかしてほしい」「高校はすぐ切れる(退学される)から指導しやすい」 もう嫌だ。違う校種の難儀自慢。 ああ、どんな仕事も難儀さ。みんながみんな、同じように仕事をしない。2割の法則さ。 自分のやっている仕事がつらく感じるのは当たり前。 難儀自慢しなくても難儀はわかっている。番組で喧嘩するのはやめてくれ。どんな訴えたって人の難儀さは伝わらない。 僕は笑っていつもため息をついている。 教師塾? 僕は個人的に言えばいらない。教師はサービス業で職人業。 先輩教師の背中を見て技を盗み、教育を受ける者が満足できるようにしたい。 悲しい。 ”なぜ、人を殺してはいけないのか?” 前にも似たようなことをこの日記に打った。 ”どうして僕らは生きているのか?” ”生きるって何?” 質問返しでいいと思う。”生きる”ことが理解できればわかることだろう。 教え方もいろいろあっていいことだ。 教育はサービス。やはりいろいろなサービス業を体験して資質を向上させるべきだ。手始めに飲み屋からっていうのは・・・無理か。 でも、近いサービス業だ。あちらは酔っ払いを相手して僕らは無知を相手する。