坊るす日記

今日、所長先生にお願いするつもりだった。

「発表会直前まで舞台を出さずに練習してもらえないだろうか？」って。
4月に新所長先生に代わってから、まだお話したことがなかったから緊張した。

「あのぅ、舞台っていつから出すんですか？」とおずおず切り出したら

「明日からです」

オ～ノゥ～～！もうダメだ。

と思ったんだけれど、所長先生
「じょっち君が、舞台が好きじゃないということは聞いていますよ。
職員会議でも、なるべくじょっち君が負担に感じないよう、外遊びとかで気分転換もはかっていこうという話も出ています。
舞台も、私はまだ出したのを見たことがありませんけど、出し入れは大変なのか職員に聞いてみたら、そう大変でもないそうですから、じょっち君の様子を見て、出しっぱなしにしないとか対応を考えていきますから、帰宅後の様子でも変わったことがありましたら言ってくださいね」

あの大きな舞台がドンと出ているとそれだけで、いつもと違う雰囲気に思うんでしょうね、って。分かってくれてるぅ～。嬉しい。

加配のA先生は、「お母さん、ちょっと見てください。教えていただいたものを作ってみました.今日はセリフを読むだけだったんですけど、これをかぶって私が代わりに読んで、じょっちくんには見ててもらったんです」

じょっちの写真に、お面のようにかぶれるバンドをつけてある。
去年、主治医の先生から知恵を授かったので伝えておいたのだ。

「最初はじょっち君の役を、先生が写真でもつけてやってみせるとか、
この子たちに劇なんかを教えるのにはある程度たくらみが要るんです。」

たくらみって言葉悪いけど、先生のいたずらっぽい顔は
『やってごらんよ、きっと上手くいくよ』
って言ってるみたいだった。

ホワイトボードに一日の予定を書いて見せる「スケジュール」も年長になってからずっとしてもらっている。保育所ではこんなに色々みんなで支援してくださっているんだから、上手くいきそうな気がする。
感謝。感謝。