講演原稿抜粋その3
講演原稿一部抜粋その3「子どもと伝承あそび」保育園における子どもの生活はあそびが中心となっていると言っても過言ではありません。子どもは保育園に登園して朝から昼まで遊びます。そして昼食を食べて昼寝をして、再びお迎えまで遊ぶといった一日が日々繰り返されているのです。この遊びが充実したものであれば「一日楽しかった」と子ども達は口にします。子どもは遊びから生活を学び、規律を覚え、何よりも大切な生活の基盤を知るのです。しかし、現在の子どもの遊びは一人での遊びの傾向が強いように思われます。社会問題にもなっている核家族化に代表されるように地域のコミュニティで遊ぶ子ども達は少なくなり家庭の中を中心に遊ぶ姿がみられます。そのような地域の繋がりがうすれている社会で伝えていかなければならないのが、人と人とをつなぐ伝承遊びではないでしょうか。「かごめかごめ」「おおきなくりのきのしたで」などに代表される伝承遊び、その中にはわらべうたや童謡なども含まれます。みんなで唄を歌ったり、遊んだりすることにより仲間をつくったり、スキンシップを楽しんだり、子どもの遊びを支える要素があるのです。伝承あそびを中心に子どもの遊びが今も昔も変わらず、この先も引き継がれていくことが大切なことではないでしょうか。以上今回は読みやすいかな?笑