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2004.04.23
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カテゴリ:管理人のつぶやき
最近あのイラクでの3人の人質事件が解決してから、毎日の様に「自己責任」という言葉が躍っている。それらの報道は概ね被害者である3人の、軽率な行動を批判するのが目立つ。逆の論理では今日の新聞では、欧米のメディアがそういった日本の論調を批判している。
ここで良く考えれば欧米のメディアは、あの3人の家族の会見を見て理解した上での批判だったのだろうか?。新聞ではフランスのメディアが日本に批判的な事を書いている、と伝えていた。フランスなんか今回のイラク戦争には元々反対で、アメリカとの関係が冷え切っていてそのアメリカと同盟関係にある日本にもその批判の矛先を向けてきたのでは。イラクにも派兵していないフランスに、とやかく言われたくないというのが私の考えだ。閑話休題。

さて自己責任といえば、現在イラクにも報道関係者は滞在していて連日ニュース番組にレポートを送っている。更に今日の朝の番組には、「不肖・宮島」こと宮島カメラマンが電話取材で話していた。朝の出かける直前だったので詳しい内容は忘れたが、戦地や気象条件の厳しい場所での取材歴が長い宮島氏曰く、イラクでの取材でも必ず「武装したガードマン」を付けているそうだ。そして宿泊地もマメに替えるなどして、自分がテロリストのターゲットにならない努力は怠っていないそうだ。それを聞いて今回の三人はあまりにも無謀だった。

イラクへ飛んでいったその己の志までは否定はしない。だが結局は国家の存亡に関わる事件に巻き込まれて、自分で自分の身を守れなかったのは事実だ。外務省からは渡航自粛勧告が発布されているし、この時期にイラクに行った場合のリスクを甘く見ていた。
例えは悪いかも知れ無いが、今回の三人は普通の観光客が運悪く拉致されたのでは無い。外務省は一連の救出で掛かった費用の一部として、航空機のチャーター代の一部を請求するそうだ。山で遭難してヘリを飛ばせば、その捜索に掛かった人件費などを含めて請求される。勧告を無視して渡航した結果拉致されても、政府は邦人を保護する義務があるからそれは当然する。
しかし今回のケースでは無事に救出された事よりも、その間の一連の家族達の思想信条剥き出しの発言に嫌悪感を抱いた国民は多かった。それらが今回の自己責任論を生み出したとも言えるだろう。

自分は今まで海外に住んでいたこともあるし、海外へは私用や仕事も含めれば22ヶ国へ渡航している。その際にいつも考えるのは、自分の危機管理への対処だ。9・11の時は幸いにもその二日前に帰国していたので巻き込まれずに済んだ。でももし不幸にして巻き込まれたらどうしたであろうか?。その事をあの事件後自分自身でシミュレーションして見たこともあった。9・11の二日前はシアトルに滞在していたから、先ずは最寄の日本領事館に連絡を取って状況を確認するだろう。そしてニュースでも最新状況を常にチェックして自分自身で決断を下す。近くの空港へ行くべきか、それとも国境を越えてカナダへ入国するのが良いのか?。ホテルはチェック・アウトすべきか否かも考えねばならない。空港や国境も閉鎖されたら身動きが取れないから、早まった行動は命取りになる。大体考えられる選択肢はこれ位だった。

こういった事を常に頭に入れておいて、尚且つ出発直前まで渡航先の情報は目を通してから出発している。行き先によっては日本大使館や領事館が無い所もある。では、その場合はどこに駆け込めばいいのかも調べておく必要もある。まあ、米国大使館は大抵の国にあるから最後の手段として考えておく。そしてある意味で一番大切なのは「国際感覚」だ。これはもし紛争や天変地異に巻き込まれたら、奇麗事は無しにして他人を押しのけても自分の身を大切に扱うことだ。英語が出来ることも大切ではあるが、何が何でも<自分だけは助かる>という信念で動くべし!。イザと言う時には自分が日本人であることの意識を強く持ちながらも、助かる時にはプライドも捨てる覚悟がいる。そうして無事に危機を潜り抜けて帰って、始めて「自己責任」を果したことになると私は思う。自分ではどうしても解決できない時は、素直に公的機関に援助を申し出るべきでもある。

話は少し飛躍して文章もとりとめも無く散漫になってしまった。何だか書き込んでいるうちに中身が「自己責任」とは逸脱してしまったが、そこはあくまでも「日記」だから大目に見てください。

自分の海外旅行のなかでは幸いそういった大きなトラブルには一度も遭遇していない。これからも無いことを祈るが、もしあったとしても「自己責任」の範囲内で解決していきたい。





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Last updated  2004.04.24 00:30:44
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