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2006.12.12
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契約交渉最終期限の15日午後2時(日本時間)まであと4日と迫った西武・松坂大輔投手(26)とレッドソックスの独占契約交渉は10日の時点で平行線。このままでは決裂する-との見方が強くなってきた。同日の地元紙ボストン・ヘラルドは「転げ落ちるダイス(ケ)、交渉は決裂」と断定的に報道。平成の怪物の大きな夢は、最悪のシナリオに向かっている。
ボストン・ヘラルド紙が伝えたのは、『交渉に近い筋の関係者の前夜の証言によると、交渉は基本的に決裂している。どちらかが劇的な変化をしない限り、松坂は最終期限までにサインすることはないだろう』という報道だ。

同紙や関係者によると、松坂のレッドソックス入りの強い希望に変化はないが、話を難解にしているのが、らつ腕代理人のスコット・ボラス氏(54)の交渉術。1年700-800万ドル(約8億-9億2000万円)の4-6年契約を提示しているレッドソックスに対し、ボラス氏は1年あたり1500万ドル(約17億2500万円)を譲らないという。

『ボラス氏は譲歩する交渉をする気が全くないどころか、契約成立に全くの無関心のように振る舞っている、と関係者は言っている』(同紙)

ボラス氏が松坂交渉に関して、繰り返し主張しているのが、ポスティングシステム(入札制度)の不公平性。通常のフリーエージェント(FA)選手の交渉ならば、獲得希望球団が複数あるのが普通であるため、獲得競争によって契約金は引き延ばせば引き延ばすほどつり上がっていく。
ところが、ポスティングシステムは、時間制限のある独占契約交渉という性質から、松坂の契約金を思うように引き上げられないことにいらだちも見せているという。
ところが、落札してしまえば、独占契約交渉に全く反映されないのは不公平であると主張。それだけに、西武は5111万ドルの一部を松坂のレッドソックスとの契約金に供出するのが妥当であると暗に言い続けている。

ボラス氏は、26歳と若い松坂を4日間のうちに納得のいかないシステムで安売りする必要は全くない-と考えているのだ。
一方で、自身の命運を委ねた松坂は、あすにでも大リーグのマウンドに上がりたいと熱望。まず、この差を埋めることが、レッドソックスの窓口となるエプスタインGMとの交渉成立の大前提だ。

このままではボラス氏にもRソックス側にもメリットはないまま期限切れとなってしまう。そうなると急転直下の西武残留も視野に入ってくる。現にボラス氏のLAでの会見でも松坂が最悪の場合西武残留も覚悟しているかのような発言があった。
これはボラス氏なりの打算があっての発言で期限切れ寸前までRソックス幹部との交渉は継続するでしょう。これで決裂となると松坂自身の夢も潰える事になる上に、Rソックスも折角手に入れた権利を手放したくないだろう。

最終的に決断するのは松坂自身と言えそうだ!松坂よ、悔いの無い決断をしろ!!


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Last updated  2006.12.13 00:42:02
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