|
カテゴリ:野球・大リーグ
巨人を自由契約となり、米大リーグ入りを目指している桑田投手(38)がピッツバーグ・パイレーツ(ナ中地区)と契約を結ぶ意向を表明した。
契約の詳細は今後決定するが、マイナーリーグ選手としてのスタートになるとみられ、来春のキャンプなどを通じてメジャー昇格を目指すことになりそうだ。パイレーツはボンズが若い頃に在籍した球団であるが、最近は財政難もありスター選手を次々と放出しレベルの高くない中地区でも常に下位に低迷している。 同投手によると、オファーがあったレッドソックス、ドジャースと合わせ、最終的に3球団の中から選択した。 「レッドソックスのオファーは魅力があったが、お金では買えないものがたくさんある。パイレーツの監督、投手コーチは日本での経験がある。自分に合っているのではないかと思った」と話した。 あこがれていた故ロベルト・クレメンテがプレーした球団であることも決断理由に挙げた。交渉は今後も代理人を雇わず、基本的に単独で行う予定だという。クレメンテは生涯安打3000本を放ったパイレーツのスター選手で、中米ニカラグアに救援物資を運ぶ途中に飛行機事故に遭遇し死亡した。 大リーグでは彼の功績を称えて社会活動に貢献した選手に彼の名前を冠し評している。 パイレーツはワールドシリーズ制覇5度を誇る古豪球団で、今季はナショナル・リーグ中地区で6チーム5位。元大洋(現横浜)でドジャースの監督も勤めていたジム・トレーシー監督が率い、元オリックスのジム・コルボーン氏が投手コーチを務めている。 しかし幾らパイレーツの選手層が薄く下位に低迷しているとは言え、桑田の現状ではメジャー昇格は難しいのが現状だ。ドジャースの斉藤の成功は前年に横浜でしっかりとリハビリを済ませていたからで、桑田の様に球威がなく全盛時の制球がないとマイナーでも通用しない可能性も高い。彼のクレバーな投球術も野球スタイルの異なるメジャーでは未知数だし、招待選手として招かれるキャンプで結果を残さないと前途は険しいと言える。 ◇1日も早くメジャーに 桑田真澄投手の話: パイレーツにお世話になることを決断した。自分の中で大切にしているロベルト・クレメンテがかつてプレーした球団。監督、コーチも日本の野球の経験がある。レッドソックスのオファーも魅力的だったが、修業に行くわけだから。お金だけでないことはたくさんある。1日も早くメジャー・リーグのマウンドに立ちたい。 渡辺会長の話: 「コーチでもフロントでもいい。海外スカウトも桑田君にやってもらうとか、いろいろある」と将来の構想に言及。パイレーツではマイナーからの挑戦が有力だが「マイナーか知らんが世の中を知ってくることは大事。巨人にはそういう人間がいないから必要な人材だ」と期待を込めた。 人気blogランキングへ [今日の主なBGM]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 1.David Pomeranz/The Truth Of Us お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[野球・大リーグ] カテゴリの最新記事
|