KINTYRE’S DIARY~旧館

2007/01/22(月)21:30

そのまんま東、宮崎県知事に当選!

政治(87)

宮崎県知事に「そのまんま東」! 官製談合事件で知事が辞職したことに伴う出直し宮崎県知事選は21日投開票され、新人で無所属の元タレントそのまんま東氏(49)=本名・東国原(ひがしこくばる)英夫=が、無所属で元林野庁長官の川村秀三郎氏(57)、無所属で元経済産業省課長の持永哲志氏(46)=自民、公明推薦、ら他の候補を破り、初当選した。 東氏は政党や団体から一切支援を受けず、「しがらみ」の無さをアピール。タレント色を一掃した地道な草の根選挙に徹したほか、具体的な数値目標や期限を設定したマニフェスト(政策綱領)も提示し、都市部の無党派票を集めた。談合事件や選挙戦での保守分裂で、既成の政治勢力に嫌気が差した一部政党支持層にも浸透した。  東さんは「『宮崎は生まれ変わらないといけない』という思いが皆さんに伝わったのが勝たせてもらった最大の要因」と喜びを語った。 県政が抱える課題については「まずは約束したマニフェストを実行するための組織作りが第一歩。財政改革は緊急の問題だ。県事業を精査したい」と決意を語った。激しい選挙戦の中で、握手のし過ぎで右手の手のひらにはいくつもの傷ができた。東さんは「この傷の痛みをこれまでの県民の痛みだと思い、この痛みをありのままに県政に届けたい」と語った。 選挙中の演説では、過去の不祥事や失言を自ら切り出し、巧みに釈明する話術が光った。方言を駆使して県財政の改革や観光産業の浮揚を訴え、県庁での人件費100億円削減といった約80項目に及ぶマニフェストも提示した。 タレント出身の知事としては大阪府知事の横山ノック、東京都知事の青島幸夫(故人)氏らが挙げられるが、いずれも大都市圏での知事であり「保守王国」とも呼ばれる宮崎県でタレント出身の知事が誕生したことで既存政党は衝撃を受けている。 それでも与党などは候補者を絞れなかったことや知名度の低さや、支持組織固めが出来なかったことを原因に挙げているが、有権者は霞ヶ関の役人出身の候補に嫌気がさし「しがらみのない」タレント候補を選んだのだ。こうした有権者の気持ちを読めなかった既存政党はショックだろうが、今回の現象を一時的なことと捉えるようだと参議院選挙で失敗するだろう。 そのまんま東氏(東国治知事)はそうした有権者の期待に応えるのは容易ではないが、横山氏や故青島氏が官僚組織の壁に跳ね返されたように、彼にはそれらを打破し知事として再選を果たせるように頑張ってもらいたい。 宮崎県から変えてみせる!そうした意気込みで初心を忘れずに、自分が有権者から何を期待されて当選したのかを常に肝に銘じて宮崎県民の役に立ってもらいたい。 人気blogランキングへ

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