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テーマ:相撲(1830)
カテゴリ:スポーツ・格闘技
週刊誌での報道がきっかけに日本相撲協会は、昨年九州場所で優勝した横綱朝青龍(高砂部屋)の“八百長疑惑”報道に関し、30日に朝青龍本人から直接事情を聴く。最強の現役横綱が、異例の事情聴取を受けることになった。日本相撲協会は、初場所で史上5人目、20度目の優勝を遂げた朝青龍の“八百長疑惑”報道について、本人から直接事情を聴く。
発端は、現在発売中の週刊現代が「横綱朝青龍の八百長を告発する」と題し、昨年九州場所で、朝青龍が八百長に関与したという報道だ。 協会では事実確認のために、同誌で疑惑が向けられた11人の関取(4大関+露鵬、時天空、安馬、琴奨菊、黒海、琴光喜、雅山)に加え、朝青龍と師匠の高砂親方(元大関朝潮)から話を聞く方針を固め、すでに22日から、協会の監察委員長を務める友綱親方(元関脇魁輝)と伊勢ケ浜監察副委員長(元幕内和晃)に協会の弁護士が同席して聴取を進めてきた。 疑惑の対象とされるのは全勝優勝を果たした昨年の九州場所で、事情聴取を受ける11人の関取以外では「普天王、岩木山、安美錦、稀勢の里」4関取は「ガチンコ」とされ疑惑の対象外とみなされている。 今回の騒動では「仲介役」と名指しされているのはモンゴル出身の幕下力士・旭天山だ。この力士が幕内の取組み前に東西の支度部屋をウロチョロし「星の取り纏め」をしていたとのことらしい。一説によると白星を「80万円」で売買していたそうだ。 こうした八百長疑惑は相撲では度々週間誌上をにぎわせており、中でも2000年1月に「週刊現代」誌上と自らの告白本で「仲介役」を務めていたとされる張本人「板井(元小結)」の暴露は大きな波紋を呼んだ。この時は、法的措置をにおわせながらも現役関取や親方らから事情聴取をして幕を引いた。 協会の現在の動きを見ていると、この時と酷似した対応が見られるのでやはり「臭いものには蓋」をして騒動が静まるのを待つような気配だがどうだろうか? 友綱親方はこの日、「疑いがかけられないように、徹底的に調査するということ。これまで話を聴いた力士は、(八百長を)していないということだった。わたしも(八百長は)ないと思っている」と説明した。友綱親方は30日にすべての聴取を終えた後、北の湖理事長(元横綱)に報告する。25日に行われる協会の理事会でも議題にするという。事実関係を確認し、事実無根と判明すれば、出版社側(講談社)に対して、何らかの法的手段に訴えることも示唆した。 でもね、聴取されて「はい、実は私は横綱と八百長相撲を取りました!」と告白するとは到底考えられないでしょ。結局は「現場」を押さえないと「証拠不十分」でうやむやになるんだろうな... (※ガチンコとは真剣勝負を挑み一切の八百長を受け付けないことを意味する角界の隠語。因みに、プロレス界では同様の意味で真剣試合のことを「セメント・マッチ」と言う。以上、管理人注) 人気blogランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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