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テーマ:ミニ・シアター系映画(152)
カテゴリ:映画・ドキュメンタリー
3.暗殺・リトビネンコ事件(ケース)
■原題:Rebellion The Litvinenko Case ■製作年・国:2007年、ロシア ■上映時間:110分 ■日本語字幕:太田直子 ■字幕監修:田原総一朗 ■鑑賞日:1月5日、ユーロスペース(渋谷) ■公式HP:ここをクリックしてください □監督・原案・編集:アンドレイ・ネクラーソフ □原案・製作・編集:オリガ・コンスカヤ □撮影:マルクス・ウィンターバウアー、セルゲイ・ツィハノヴィチ、モニカ・ブライシュル、ドミートリー・オガイ、コリン・ロガル、セドリック・フォンタン □音響技術:イリーナ・ザゼルスカヤ、アルチョーム・キヤーエフ □音楽:ワジム・クリツキー、エイッカ・トッピネン □録音:ピエール・ルノワール □ミキシング:クロード・ヴィラン
リトビネンコ暗殺についてはニュースなどで散々報道されたのでご存知の方も多いだろう。従ってネタバレと言っても結末は知られている。 ロンドンのバーで彼の紅茶にポロニウム210を注いだと容疑をかけられている(というか「犯人」ですが)ルゴボイは、監督とのモスクワでのインタビューで関与を否定した。ルゴボイはその後、議員になった。(え~、そんなのありなの?) ラストにリトビネンコの妻マリーナは涙を流して言った言葉は印象に残った。 「1つだけ教えて。ポロニウムはどこから来たの?それだけ...」。 【鑑賞後の感想】 この事件に関しては連日のようにニュースで報道されてきたことで、日本でもお馴染みの事件であるし世界的にも注目を浴びた。彼の暗殺を巡ってロンドンホテルや寿司バーなどが連日のように関連を報道し、飛行機内でもポロニウムが検出されただの報道は過熱していた。 この映画ではネクラーソフ監督の熱意が彼に伝わり、映画監督という職業をフルに活用して彼から様々な証言を引き出した。 しかし、彼の証言はそれなりに貴重なものが多く、関係者の取材もインタビューとして撮影されたがその中の一人も銃殺されるなど監督の取材には命の危険もあったことを伺わせる。 ロシアという大国が旧ソ連時代への逆行している様子は充分に伝わるのだが、肝心なプーチンの関与や彼の疑惑追及には及び腰のようだった。やはり、現職の元首を追及するのには材料が乏しかったのだろうし危険を伴うことがあったと想像できる。 リトビネンコの死を巡る人物像とその背景への迫り方には物足りなさを感じた。ネクラーソフ監督はジャーナリストではないのでやむを得ないのだが、作品全体のインパクトや関心を引く材料がイマイチだったのは残念でした。 【自己採点】(100点満点) 62点。事件への切り込みへ独自の主張が有っても良かった。 ←映画「暗殺・リトビネンコ事件(ケース)」関係のブログ満載! ←西武ライオンズのことならここ ←「プロ野球、メジャーリーグ」の情報満載 人気blogランキングへ←映画の話題がザクザク お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.02.14 01:00:03
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