love&peace♪マチオの脱力生活日記！

　ひとりカラオケを終えて、魚沼一座“雪壁”の稽古のため小出郷文化会館に向かった。文化会館に向かう道の途中のコンビニでパンとコーヒー牛乳を買い、文化会館のロビーで腹ごしらえ。

　稽古は19:00から始まるのだが、３０分前ではちと早すぎた。煙草を吹かしてぼーっとしていたら、おじいちゃん役のジュンちゃんがやってきた。文化会館の職員のＹ田さんと３人でしばし世間話をした。

　稽古開始少し前に、本日の稽古場である大ホールに入った。いち番最初にステージに立った時には、すごく大きく感じたものだが、慣れてみるとそれほどでもない。４時間のひとりカラオケを終えて、テンションが上がり少しハイになっていたからかもしれないが。

　風邪が流行っているらしく、稽古に参加できない劇団員が何人か居た。座長と朝岡さん（役名）が欠席。稽古参加者の中にも、体調不良を訴える人がいた。

　いつも練習の音頭取りをする古参のメンバーが居ない中で、それでもどうにか速やかに柔軟と発声練習ができたのは、公演間近という緊張感と、この前の演出家・小口さんの演出指導が効果的に団員のモチベーションを上げてくれたおかげだと思う。

　主要なメンバーが欠けている中で、時間も限られているから、ひととおり通しての稽古はできない。今回の公演で新しく入った役者さんの出演するシーンと、子役たちが登場するシーンをメインに稽古した。

　前回の稽古で演出家の小口さんから指導されたように、ある１シーンを泣きながら・怒りながら・笑いながら演じるという稽古をした。一定の感情を維持しながらの演技は体力的にかなりハードで、身体が熱くなるのを感じた。なんというか、体脂肪が燃焼している感覚。ひとりカラオケでもおそらく、400Kcalくらいは消費しただろうから、明日の体重は少し減っているのではないかなぁ…？と期待（笑

　ダレることもなく、時間とスペースを有効に使って稽古することができたのは、団員ひとりひとりの舞台人・役者としての自覚がそれぞれに身についてきているということだろう。いいことだ。

　子役のひとり、春坊役の男の子がオレに近づいてきて、『マチオ（実際には本名で呼ばれたが）、今日○○に行けば？』。○○というのは、文化会館近くのスーパーマーケットの名前。稽古が終わると大抵、そこで食料を買い夕飯にするのだが、春坊と彼のお姉ちゃんとお母さんとよく出くわすのだ。会うたびにうれしそうにしてくれるので、オレはまぁ好かれてはいるのだろうが、子供たちのオレに対する認識というものは、人気者というよりもポジション的には珍獣扱いに近い気がする…（笑）。劇団員の中でも、普段の生活でも、おそらく身の回りにオレくらい大人らしくない大人もいないのだろうな…とは思う。精神年齢は子供で、その上あからさまに馬鹿だしな。そういう点で珍しいのだろう。子供は良きにつけ悪しきにつけ、ときにものすごく正直なものだから。いずれにせよ嫌われるよりは好かれる方がいいので、うれしいのではあるが。子役のお母さんたちには、ぜひとも子供たちに動物愛護の精神を植え付けてほしいものだ。

　ある程度グループ別に分かれて、舞台上での稽古と台詞のみの稽古。時間と場所を無駄なく使い稽古ができた。子役たちは、自分の出番でないときには、相変わらずの手のつけられないほどのはしゃぎぶり。何度叱られようと、懲りる様子が無い。うん、でもまぁ…。日が暮れた後の時間に親公認で出かけられるってだけで、子供たちにとってはワクワクする体験なのだろうな。夏祭りの前とか、町民運動会の準備とかで、夜の時間にでかけることは子供のころのオレにもすっごく楽しいことだったもんね。

　今週の土曜日にも稽古が予定されていたのだが、故障者続出のため、休養日に変更になった。稽古が終わってミーティングの時間に、今週末の国際大学オープン・デーの告知をさせてもらった。小学生以下無料ということで、おかあさんたちに興味を示してもらったようだ。今回のオープン・デーは、いつも以上に賑わいそうな予感。

　雨が降っていたが、車なので平気。帰りに○○に寄って、春坊の家族とゆきんこちゃんの家族と会い、子供に遊ばれながら夕食を買い、家路に着いた。