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love&peace♪マチオの脱力生活日記!

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2006/04/23
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カテゴリ:こわれ者の祭典
 若ぇ衆ら(わけぇしょら)・サポートネット新潟の設立総会および講演&パネル・ディスカッションに行ってきた。講師兼パネリストとして。

 10:30頃に会場入り。午前中は11:00から、設立総会が始まった。“若ぇ衆ら・サポートネット新潟”というのは、新潟県内の引きこもり・無就労者支援の組織のサポートを行う団体だ。今回の参加を機に、オレも入会させてもらった。入会金は、県の1時間あたりの労働最低賃金、\645也。総会では、今後の活動の趣旨・方針が確認され、具体的な活動の計画についても話がおよんだ。未定・未決の事案がけっこうあったものの、それもまた“若ぇ”組織ゆえの持ち味と言っていいと思う。メンヘラへの友達派遣サービス“メンタルフレンド新潟”の活動に関しても、興味深いお話を伺うことができた。

 用意していただいた昼食を摂り、しばし休憩。午後からの講演に備える。こわれ者やレッスン・ルームで繋がっている“あやりん”が来てくれたものの、寝起き最悪らしく超バッド・モード。ちょっとハラハラした。

 午後からの講演では1時間をいただき、『過去を受け入れて今をみつめる』という演題で話させてもらった。今現在の自分が、どれだけ過去を受け入れられているのか?20名ほどの聴衆の方たちを前に、話せることは受け入れられているのだと感じ、自分自身そのことを再確認させてもらう場をいただいたと思っている。もの心ついた頃から現在に至るまでのエピソード、酒乱の父、諍いの耐えない家、幼い頃から絶えず抱いていた不安、いじめられと登校拒否の繰り返し、両親から離れたいがためだけのあての無い上京、就職と退職を繰り返した経験、同じ職場で3年間以上続いたことが無いこと、職場での人との摩擦、ACという言葉・概念との出会いとその自覚がもたらしてくれたもの、1度目のひきこもり、母親との確執、母親の自殺未遂、見舞いと看護に明け暮れた半年間、鬱の発症、通院とカウンセラーの方との出会い、リストラで職を転々としたこと、2度目のひきこもり、無就労時代にしたこと感じたこと…前半はこれらのことに関して話した。うーむ、ここまで書いてきて、自分でもかなり波乱万丈な半生だと思うぞ(笑)。
 これらのことをすべて知られて構わないと思えるのは、それらのことがあってこその今の自分自身だと胸を張って言えるから。自分のことを好きか嫌いか…なんてあんまり意識することはないけど、こういう自分を知ってもらいたいと思えるのは、やっぱり今の自分が“お気に入り”なんだからだろう。

 後半は引きこもりを止めるに至った経緯と、無就労時代時代にどんなことをしてきたかということに関して話した。言葉を重ねていくほどに、今現在のお気に入りの自分自身に出会えるようになるまで、数え切れない程の方たちとの巡り会いと、言い尽くせない程の助けの手と想いをいただいてきたことを思い返した。通院でもらっている内服薬を示し、現在もまだ不安神経症であることを明らかにした。ほぼ毎日訪れる胸のざわつきは、心の…というよりもはや身体のいち部と化している感があって、胸の痛みが慢性的に続いているようなものだと言える。心と身体に無理な負担をかけないように気をつけてさえいれば、オレの場合やりたいことはできるのだ。もちろん、症状の如何によって人それぞれ違うのは言うまでも無いことで、重い症状であれば無理をすることはない。ただ、オレの場合は人と会い、やりがいのある仕事をこなすことが言うなれば治療行為であるような気がする。自らの居場所で過ごし自分自身を体現することで、周囲の多くの人たちから常にパワーを分け与えていただいているのだ。
 今回初公開の、“ひきこもっていた頃の髪の毛”を披露した。無就労時代を含めおよそ3年間ほど床屋に行っていなかったオレは、髪は伸び放題で肩甲骨の下くらいまであった。いざ切ろうという時に、紐で結わえていた後ろ髪をハサミで切ったものを、後生大事に取っておいたものだ。引きこもり記念(笑)…とか考えていたわけではないけど、何となく捨てるにしのびなかった。今回こんなかたちで役に立つとは思いもしなかったが。劇団魚沼一座に参加した時の写真を引き伸ばしたものも公開した。無就労時代はほんとに、自分のしたいことしかしなかったし、食い扶持を稼ぐことも考えなかった。ある種ものすごい開き直りの気持ちが与えられて、楽しむためだけに自分の存在を役立たせたいとの想いだけで過ごした毎日だった。思えば信じられない程恵まれた、黄金時代でもあったと思う。

 読み聞かせ、日本語交流ネット、中ノ島町の水害、中越震災の介護・後片付け、文化会館照明、国際雪合戦大会などのボランティア、小学生を主な聴衆としたギターの路上演奏、こわれ者の祭典への参加、その他市の広報紙を主な情報源に、近隣で催されるイベントで興味を抱いたものには迷わずに参加した。拘束されないあり余る時間が当時のオレの武器であり、与えられたその時間と自分自身の力を、最大限に活かすことができたと自負している。
 特にうおぬま国際交流教会(夢っくす)では、各種の仕事を任せられ好意的な評価をたくさんいただいた。夢っくすに代表される、自分の力を試し実行する場所と機会が、自分の存在意義に気付くきっかけをいつも与えてくれた。『何のために生まれてきたのか・生きているのか?』の答えは、常に明確に与えられることなく、ただ『自分は望まれて生まれてき、また今を生きている』という感覚だけが、ひとつのことを成し終える程に深く深く実感として心に刻まれていった。今現在のオレの超アクティブな暮らしぶりは、無就労時代に培われた自身に裏打ちされたもので。今のオレが今まででいち番のお気に入りの自分自身なのは、ひきこもりや無就労の時代があってこそ。だから、後悔はまったく無い。

 前半こそ緊張したものの、後半からは調子が出てきた舌が滑らかに動いた。聴衆の方々が向ける熱心な視線、時々頷いてもらえることに力を得てのことだった。時計を見ながら話していたわけではないのに、おおよそ1時間で話し終えることができた。ノー・プランで原稿も無しに望んだわりには、上々の出来!今の素のままの自分を伝えることができたと思う。

 講演をしながら、自らの言葉で改めて気付かされることが多かった。また、熱心に聴きいっていただいた聴衆の皆さんからは勇気と自身を与えていただいた。言葉を介さないこういった励ましこそが、百万遍の『がんばれ』の言葉よりも深く身にしみる想いだ。今回招かれて、講演をする場を与えていただいた“若ぇ衆らサポートネット新潟”の皆さんと、聴きにいらしてくれたお客様皆さんに感謝の意を伝えたい。ありがとうございましたっ!





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Last updated  2006/05/12 05:46:27 PM
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