テーマ:ひきこもりの様々なカタチ(20)
カテゴリ:引きこもり・AC・鬱・トホホなメンタル話
ニート支援団体ガイドマップの取材で、刈羽村にある「ピアハウスぽぽたん」を訪問した。近くまで行って派出所で道を尋ねたら、お巡りさんが車で先導してくれた。んw 親切だ。
予定より30分ほど早い13:00に到着してしまったが、快く迎え入れてもらった。「ピアハウスぽぽたん」はひきこもり・ニートその他の社会参加が難しい人のための居場所兼作業所で、作業所では車の部品その他を作っている。 ひきこもり者の親御さんとその知人の方で作られたスペースだ。大きな規模ではなく、手作り感が伝わってくるアットホームな雰囲気。とても居心地がよかった。 取材ということででかけたのだが、あらかじめ送付してもらっていた回答用紙にすでに記入がされていて、後は補足の質問だけで仕事量は極端に少なかった。それよりもスタッフの方たちとの話が弾んで、気付いたら2時間以上が過ぎていた。 オレ自身元ひきこもり経験があることを最初に告げると、現ひきこもり者の親御さんからの質問を受けた。実際こういう場面になると、親御さんの「ひきこもり者が家から出るようになるにはどうしたらよいか?」を知りたいという気持ちが伝わってきて、それに応える答えを持っていないオレは申し訳ない気持ちになる。「ひきこもりでなくする」ことに対して、当事者の気持ちが備わらなければ何も働きかけないと決めたからだ。 「ひきこもりじゃいけないの?許されないの?」ってことから、敢えて問いかけていきたい。当事者だってそれで充分満足なのか?という疑問はもちろんある。家族のたいへんさっていうのも言うまでもなくあるのだ。だけど… 「ひきこもってちゃダメだよね?自分でもわかっているよね?だから、さぁ、外に出ようっ!」とか呼びかけることはなんだか「あつかましい」と思ってしまう。心の添わないままに、そんなことを言えやしないし、何よりも当人が決めることだろうと思うから、本人がその意思を明らかにしない限り、オレとしては外出することや社会参加を促すことをしたくない。オレとしては、「ひきこもり者を家から出す」という「かたち」にこだわりたくないというか、敢えて積極的にそのことを支援しようという気はさらさら無いんだなって思う。 それじゃあいったいオレに何ができるのか?は、正直まだ明確に見えてきていない。が、ひきこもり者とご家族に、できるだけ心穏やかに過ごしてほしいと願っている。そのためにできることを自分なりにやっていくつもりだ。 自分の身近に関わることとして、さまざまな事情を持った人たちに社会参加の場を提供している「ぽぽたん」には、手作りの暖かさとその想いの持つ力強さを感じた。迎えてくれたスタッフの方たちも屈託無く接していただいて、とても楽しい時を過ごすことができた。ありがとうございましたっ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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