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マックの文弊録

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2006.10.28
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カテゴリ:小言こうべえ
◇ 10月28日(土曜日):旧長月七日(庚寅); 速記記念日。

問題を与えれば期限までに解答を持ってくる。
これは当然のことだと思っていた。
中にはかなりエレガントな解法を持ってくるのもいて、そういう創意に満ちた解法にはこちらも触発されるものがあって、心を洗われるようなすがすがしい気分になれる。

もっと凄いのは、与えられた問題を解くのみならず、それを新しい問題に発展させて、解法の方針を添えて持ってくるものがいる。これにはこちらも興奮して、「よし!挑戦してみようじゃないか!」という気分になれる。
学問の話ではない。仕事の話だ。

問題を与えても一人では解けないのもいる。ヒントを与え、過程々々でアドバイスを与えてやっと解答を持ってくる。しかし、こういう人間でも、同様の問題が出た時に自分で解けるようになれば、未だ救いがある。何れは信頼できる同僚になる可能性もあろうかと期待もできる。

ところが、ヒントを与え、アドバイスをしても、自分で正しいと思い込んでいる解法に固執し、期限が過ぎてもちっとも答えを出してこない者もいる。こういうのは往々にしてプライドが高いから厄介である。「現実に答えが出ていないじゃないか。」といっても、豪も動じるものではない。挙句の果てに問題が悪いなどと云いだす。最初は傲慢に始まり、最後は言い訳と自己正当化に終わる。

こういう輩は、要するに人からものを教わるとか、人の意見をどんどん取り入れて自分で工夫をしてみるという発想が薄い。要するに自らを客観化する能力が欠けているのである。このテには人間的にも面白くないものが多い。ユーモアのセンスや「人間力」は、「自らを客観化できる能力」に依るからである。

問題を与えても、与えられたことが分からないというのもいるが、最早こういうのは論外である。
再び学校の話ではない。仕事の話なのである。

NEETが社会問題になっているが、彼らは良く「自分」という言葉を使うのだそうだ。
「自分に合っていない。」、「自分らしく・・・。」、「自分探しに・・・。」
本来「自分」などと云うものは、他者の鏡として存在するものである。他者と没交渉の状況に自分などと云うものが構成されるはずはない。これも自己客観化能力の欠如だとも云える。

総体的にこういう連中は生命力が弱いのだ。又こういう連中を生み出す社会も「生命力」が弱っているといえる。

こういう連中を啓発し、教育し、社会に編入するために給料を支払い、国税を費やすのは、組織と云うものをどちら側から見るかという選択に依る。情も大いに絡む。
辛いところである。

♪♪今回の厚木語辞書♪♪
『浮き実を訳す』
- 汁物などに浮いている浮き実の正体を見極めてあれこれ説明すること。つまり、無益なことに夢中になること。
【対応する日本語】 - 憂き身をやつす。






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最終更新日  2006.10.31 05:50:23
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