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マックの文弊録

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2009.11.22
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カテゴリ:小言こうべえ
◇ 11月22日(月曜日) 旧十月六日 辛未(かのと ひつじ) 先負: 小雪

【小雪】
今日は二十四気の小雪。
これは「しょうせつ」と読むより「こゆき」と訓読みするほうがいいな。「こゆき」と口にすれば、秋の向こうに冬の気配が仄見えるような感じがある。それに華街の女性の名前のような色っぽい雰囲気もあるし。

二十四気の中には大小のペアが三つある。
小雪と大雪、小寒と大寒、そして小暑と大暑である。訓読みすれば「おおゆき、こゆき」、「おおさむ、こさむ」と、わらべ唄の雰囲気になる。しかし、「おおあつ、こあつ」とは云わないな。暑いのは、ただ「あつい」で「こあつい」とは云わない。なぜだろう?

二十四気の他の節気で、雨水を訓読みすると「あまみず」、白露は「しらつゆ」、霜降は「しもふり」となる。

【百円乾電池】
最近乾電池は殆ど百円ショップで買っているが、どうも四本で百円の電池は「中身が少ない」ような気がして仕方がない。

私の携帯電話はしばらく前から電池がすぐに無くなるようになってしまった。通話していると、奥の方でピピッピピッと二三度音がして切れてしまう。ピピッピピッというのは電池切れの警告音なのだ。通話相手にはこの警告音が聞こえないから、事情が分からないまま私は消えてしまう。相手は私が無礼にも話の途中で電話を切ってしまったと思うかもしれない。かけ直してくれても、こちらは電池がない訳だから繋がらない。公衆電話を探してかけ直そうと思っても、最近は公衆電話というものは中々見つからない。それに公衆電話が見つかっても、相手の番号は携帯電話に登録してあるのであって、頭では覚えていない。携帯電話が普及して、電話番号を覚えなくなった。以前は十や二十位の電話番号は暗記していたものだ。

そういう目に頻繁に会うようになったから、哺乳瓶を着けるようにした。哺乳瓶は、プラスチックのケースに単三の乾電池を二個搭載して、電話機本体のコンセントに差し込めるようになっている。
私の携帯電話は電池以外は全く支障がないから、電池切れを理由に買い換える気はしない。第一料金体系が変わってからは、買い替えにも相当のお金がかかる。電池だけ買い換えるのも、何となくばかばかしい。
それで、今ではこの哺乳瓶が必携のアイテムになった。携帯哺乳瓶付き携帯電話である。

その電池がこれまた直ぐに上がってしまうのだ。
哺乳瓶を買った時に付いていた電池はパナソニックのなんとかいう電池で百円の電池ではなかった。ロボットや模型の自動車に搭載して山(?)を登らせたり、コースを周回させたりして、パワーと持続力を宣伝している電池だ。
しかしやがてその電池も上がってしまったので、以後は四本セット百円のアルカリ電池を使っている。
これが直ぐ上がってしまうのだ。
気のせいかと何人かに聞いてみたら、やはり彼らもそう思っているようだ。「そりゃぁ百円だもの。中身が少ないに決まっているよ。」確かに電気屋さんで普通に売っているアルカリ電池と較べれば、値段は概ね三分の一位だろう。

最近は百円ショップで売っている電池も色々な種類が有る。「大電力パワー」とか「持続力がある」とかパッケージに書いてあるから、私は「持続力」の方を使っているのだが。

ところが、この電池の容量に関しては何の表示もない。これは例のパナソニックの電池も同じである。表示の方法が無いのだろうか?だからロボットに持久実験をさせて実証するほかは無いのだろうか?そんな事はなかろうと思う。ちゃんと表示する方法は幾らでもあるはずだ。

そうなると法律で義務付けられていないから表示していないだけなんだろう。だとしたら、コンビニのサラダにまで食材とカロリーの詳細が表示されているこのご時勢にいい加減な話だとはいえないだろうか。

電池と云えばサラダとは違い立派な工業製品である。素材から製造工程まですべて管理されているはずだ。製品管理も行われているはずだから、情緒的な表現ではなくちゃんとした容量表示をして欲しいと思う。哺乳瓶の維持管理に責任を持たねばならない最近の私としては、そう願うのだ。





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最終更新日  2009.11.23 13:19:16
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