2011/09/15(木)21:57
セルモーターの修理
さて、日を改めてFTRのセルモーターの修理です。
部品を注文して、それを待っていました。
ついでにエンジンオイルの交換距離に達しているので、
オイル交換も続けて処理してしまう予定です。
早速セルモーターをエンジンから取り外します。
配線が2本、ボルトを2本はずせばすこっと取れます。
なんだか殺風景になってしまいました。
これが摘出したセルモーターです。
これも、手順に従って分解していきます。
特に難しいところはありません。
軸受はメタルなので、簡単に手で抜けます。
問題はブラシのところです。
こんな風になっています。
この写真では、2つとも同じくらい飛び出していますが、はずした直後は、上のブラシが明らかに凹んでいました。
分解してわかったのですが、ブラシを押すスプリングが、ブラシホルダーに引っかかっていて、ブラシが浮いていたようです。
このブラシも分解します。
これで全て分解したことになります。
ワッシャ類は、付いていた順番に方向をそろえて並べておきます。
こうしないと、組み戻す時にわからなくなってしまいます。
実際、ほんの数分で忘れます。
そして全て洗浄、まずは汚れを落としましょう。
これが整備の基本ですね。
ブラシは、交換部品を用意していたのですが、使用限度までまだまだ十分に残っていたので、軽く磨いて再使用することにしました。
コミュテーターも綺麗な銅色になるまで目の細かいサンドペーパーで磨いています。
交換するのはO-リングだけです。
修理の実費は数百円で済んでしまった訳です。
あとは丁寧に組み立てていきます。
元の形まで戻りました。
これをエンジンに組み戻し、アイドルギヤも組み付けました。
これで復活です。
早速エンジンをかけてみると、セルモーターは元気良く回ってエンジンはすぐかかりました。
修理完了ですね。
ブラシの残量だけから見ると、数万kmは走れそうです。
次はエンジンオイル交換です・・・・・まだ続きます。