北海道庁のブログ「超!!旬ほっかいどう」

2013/05/31(金)15:12

「檜山の森づくり植樹際 in あっさぶ」に参加しました!!!

檜山(ひやま)地域(810)

 檜山振興局地域政策課の蝦夷バカ貝です。  今回は5月18日(土)に厚沢部町で開催された 「~町制施行50周年記念~檜山の森づくり植樹祭 in あっさぶ」に参加したので、その内容を報告します。 植樹祭の様子の前に、始めに檜山の森づくりの取組や「サッポロビール(株)」との連携について説明します。 1 檜山の森づくりの取組について       当該取組は、檜山管内の自然豊かな森・川・海を次世代に引き継ぐため、平成10年から地域住民参加による植樹祭を開催しています。植える木は檜山のふるさとゆかりの木である「ヒノキアスナロ(ヒバ)」を原則として、地域に適した木としています。        平成17年度から「ひやま漁業協同組合」の協力により、サクラマス稚魚の放流も併せて実施しています。 2 サッポロビール(株)との連携について  「檜山の森づくり植樹祭(事務局:北海道森と緑の会檜山支部)」が行っている植樹活動などの取組に対して、サッポロビール(株)からご賛同いただき、平成20年5月12日に、2者による「檜山の森づくり活動に関する協定」を締結しました。    平成20年度より、当管内で行われる植樹活動に対してさまざまな支援をしていただいています。     これから植樹祭の様子を紹介します。    植樹祭の会場は、厚沢部町市街地から少し離れた、鶉町(うずら)の町有林内でした。   (シラカバ、ミズナラ、ハルニレなどが生育している広葉樹林の中に植えます。写真内の緑色の苗木は「ヒノキアスナロ(ヒバ)」です。スタッフの方々が植える木を等間隔に置いてくれていました。事前にトラックで苗木を会場まで運び、植える箇所をに目串しを刺してどこに植えればよいのか、親切にやってくれているのです。スタッフの方々本当に有り難うございました。)    (植樹祭の様子は、6月9日(日)の夕方に放映される「ウイークリー赤れんが」で紹介されることになっており、檜山振興局林務課のT課長が「森・川・海のつながり」や「森づくりの大切さ」をおそらく説明していたと思います。)   (多くの参加者でした。事前の申し込み段階で約250名とのことです。前列に並んでいる子供たちは、厚沢部町立館小学校「緑の少年団」です。)    (写真左 スコップなどで穴を掘り、1本ずつ苗木を植えていきます。植栽本数は約700本で、樹種は、ヒノキアスナロ「ヒバ」、ブナ、トチノキ、ミズナラです。)   (写真右 檜山ゆかりの木「ヒノキアスナロ(ヒバ)」です。北海道では、道南地域(ほとんどが檜山)のみに生育している木です。)       (写真左 「ブナ」です。道南地域では普通に見られる木ですが、道北、道東には自生していない木です。自生地北限は、後志管内蘭越町(道有林「ツバメの沢保護林」)とされています。) (写真右 「トチノキ」です。この木も北海道全域に自生していません。自生範囲は道央以南とされています。特徴としては、「天狗のうちわ」のような大きな葉とこぶ状の突起がある果実です。)         (写真左 ブナの葉と果実     写真右 トチノキの葉)      (写真左 植樹が終了して、最後に全員で集合写真。来年は「奥尻町」が植樹会場となります。) (写真右 サッポロビール(株)から提供されたドリンクです。皆さん一度は飲んだことのある「リボンナポリン」もありました。)  サクラマスの稚魚放流 (放流会場の厚沢部川です。ここから少し下ると「日本海」です。写真右側の方が厚沢部川のこと、サクラマスの生態などについてお話ししてくれていました。)   (写真左 体長約10センチメートルのサクラマスを約1,000匹を放流しました。大きくなって、厚沢部川に戻ってきてね) (写真右 厚沢部町立たて小学校の生徒が取材を受けています。) <最後に>    今回植えた苗木が順調に育ち、100年後には立派な大木に育つことでしょう。森づくりは長い時間と労力を費やす大変な取組ですが、森林は台風、大雨など気象災害のとき、土砂の流出・崩壊を防止するなど重要な役割を果たすほか、落ち葉などが微生物により分解され栄養塩となって川に流れ出し、植物プランクトン、水生昆虫、魚類が食べて豊かな海の造成につながります。      植樹際とサクラマスの放流は、6月9日(日)夕方放映の「ウイークリー赤れんが」で紹介される予定ですので、こちらもご覧になっていただきたいと思います。 <関連リンク>  ウイークリー赤れんが http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/tkk/koho/bansen/index.htm 

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