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令和6年度宮城県9… 防災宮城さん

2010.09.14
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カテゴリ:山登り
※宮城県の山をご紹介するブログです。

今回ご紹介する山は「御駒山(おこまやま)」(栗原市・くりはらし)です。

s-s-s-20 御駒山全景.jpg
県の北西部,国道398号線の花山湖の近くにあります。山麓には国立花山少年自然の家があり,県内の児童生徒を中心に野外活動の場として広く知られています。周辺は,この施設のスタッフの尽力により遊歩道としてしっかりと整備されています。今回ご紹介するコースは,栗原市花山の中心部,座主(ざす)から少し北進した御畑沢(みはたさわ)沿いの花山沢にある登山口から入山するコースです。駐車スペースは登山口付近の市道脇に2,3台分しかありませんので,駐車できない場合は近くの花山総合支所か道の駅の駐車スペースをお借りすることになります。

s-s-s-20 御駒山 中腹.jpg

s-s-s-20 御駒山 コブシ.jpg
民家の脇を過ぎ,杉林とハルニレなどの雑木林との境目の登山道を歩きだします。杉林を過ぎたあたりからは,オオバクロモジ,ヤマザクラ,ウリハダカエデ,ヤブデマリ,コブシなどが続き,なだらかな尾根道の雑木林の中をしばらく歩くことになります。両側の視界はありませんが,途中,急坂を少し登ると「6 T」の鉄柱の標識があり,西に残雪の残った平らな須金岳(すがねだけ・大崎市鬼首)が見られる場所があります。

s-s-s-20 御駒山 少年の家分岐.jpg
逆光を浴びた新緑のハウチワカエデを鑑賞しながら,全体の行程の9合目あたりにさしかかると,左手から少年自然の家からの分岐となる小広場があります。ここから山頂までは広い急坂を登ることになります。春先の斜面には,ナガハシスミレ,ジュウニヒトエ,フデリンドウ,カタクリ,ヤブレガサなど,里山のなごみを存分に味わわせてくれます。また,東の方向に,樹間越しにお隣の大土ヶ森(おおどがもり・栗原市鶯沢)が見えてきます。「13 B」の鉄柱の標識を過ぎると山頂になります。

s-s-s-20 御駒山山頂.jpg
山頂は祠の南側が広場になっており,南端からは花山湖が望めます。さらに遠くを窺えば七ツ森(大和町),その左隣に仙台市街のビル群が視認できます。いかにも少年たちがお弁当を囲んで,楽しくはしゃいでいる光景が思い浮かんでくる空間です。ここから北へ下り,山腹を巻きながら少年自然の家経由で周回し,このコースに戻ることもできますが,今回はこのまま往路を下山の途につきます。

低山ですので,登山適期は春と秋になります。晩秋の季節も,黄,赤の紅葉とどこまでも澄んだ青空のコントラストで,春同様,おだやかな里山のトレッキングを体感させてくれます。ぜひ,足を運んでみてください。

道の駅「路田里はなやま」周辺には手打ちそば屋さんが数軒点在しています。お好みのお店を事前に検索の上,お立ち寄りいただいてはいかがですか。

s-s-s-20 御嶽山 アズマシャクナゲ.jpg
なお,御駒山の北隣にはアズマシャクナゲ自生地の北限となっている御嶽山(みたけやま・別名石楠花山(しゃくなげさん))があり,山腹の見どころまでは散策できるようになっていますので,時間がありましたらぜひ足を延ばしてください。ただし,山腹から山頂にかけては道が不鮮明になっており,里山特有の方向感覚がなくなる状態になりますので,山頂までは足を運ばない方が無難です。

標高:御駒山522m
行程:約2時間10分(休憩時間を除く。)
参考文献:「新・分県登山ガイド3宮城県の山」(山と渓谷社)
労働委員会 T.M





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最終更新日  2010.09.15 08:34:42
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