香川県立ミュージアム常設展「超絶? 江戸の生き物図鑑」開催
この展覧会は特別展「かがわ生命(いのち)のミュージアム」の連携企画です。
自然に対する好奇心が旺盛で、動植物をこよなく愛した高松藩5代藩主の松平頼恭(よりたか)は、美術品と見まがうような美しい動植物図鑑を作らせました。この図鑑は立体的な表面仕上げや図の切り抜きなど大胆な手法を駆使して対象の質感・量感をリアルに表現しており、江戸時代の人々に驚きをもって受け入れられました。例えばクラゲの図では、よく見ると触手の1本1本まで丁寧に切り抜いて台紙に貼りこんでいることが分かります。
本展では水生生物を集めた図鑑『衆鱗図(しゅうりんず)』と、鳥類を集めた図鑑『衆禽画譜(しゅうきんがふ)』を公開し、他に類例を見ない驚きの超絶技巧や江戸の生き物図鑑の魅力を紹介します。
『衆鱗図』のうち「ウドン海月(くらげ)」(高松松平家歴史資料)
※右写真はくらげの触手(拡大)
※「ウドン海月」は8月22日(火)~9月3日(日)に展示します。
【会場】
香川県立ミュージアム 常設展示室1
【会期】
~9月3日(日)
【開館時間】
9時~17時 (8月11日以降の金曜日は19時30分まで)
※入館は閉館時間の30分前まで
【休館日】
月曜日 (ただし8月14日(月)は開館)
【観覧料】
一般410円、団体(20名以上)330円
※高校生以下の方、65才以上の方、身体障害者手帳等をお持ちの方は無料
【関連行事】
ミュージアムトーク(担当学芸員による展示解説)
日 時:8月26日(土) 13:30~
場 所:常設展示室1 *申し込み不要、観覧券が必要