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テーマ:まち楽ブログ(32370)
カテゴリ:伝統行事
みなさん、こんにちは 本日の「石垣島・八重山 日替わりチャンプルーブログ」担当は、 ホテル日航八重山です
突然ですが、この写真に写っている"コレ" 何かご存じですか??
このチャンプルーブログを読んで頂いている方の中には"八重山通"の方も 多いようなので存在や意味をご存じの方も多いかもしれませんね。
ここに写っている"コレ" 『石敢當(いしがんとう)』といって、石垣市内のみならず、沖縄全土、 はたまた全国各地に点在している石標です。 むか~し、むかしから続く魔除けの石標として各地に置かれていたようで、 沖縄ではまだ根強く残っている大事なお守りなんです
この『石敢當(いしがんとう)』は置く場所が決まっています。 町のT字路や三叉路の突き当たる場所へ目をやると、発見する事が出来ますよ
なぜ、そんな場所に
『石敢當(いしがんとう)』は魔除けとして置かれています。 この辺りでは、町に徘徊する魔物「まじむん」は直進していくとされ、 T字路などで突き当たるとそのまま家に入り込んでしまうと伝えられています。 そこへ『石敢當(いしがんとう)』を配置しておけば「まじむん」は 横へ流れていくんだよ~とおばぁーが言っていました。
・・・と、ここまではご存じの方が多いかもしれませんね。
今日はもう少し掘り下げてちょっとマニアックな『石敢當(いしがんとう)』豆知識を ご紹介しましょうね~
『石敢當(いしがんとう)』ってそもそもどういう意味なんでしょう
"人の名前"とされているのはみなさんご存じでしたか
これは諸説ありますが、中国の武将の名前とされているようです
昔々、中国のとある場所のとある大きな川にかかる橋の下に 妖怪が住み着いていました この妖怪は「誰か生け贄に川へ飛び込むのなら、ココから消えよう」と言うのです みんなが怖がっている中、『石敢當(いしがんとう)』という一人の武将が 村の希望を背負い、自ら川へ飛び込んだのです 妖怪は約束通り、川から消え去り、村に平和が戻ったとさ。。。 と、昔話が残されています。
中国の人たちはこの勇敢な『石敢當(いしがんとう)』さんの名前にご利益があるとし、 魔除けの名前として石碑を建てました。
そしてこの歴史が受け継がれ、沖縄地方では今もT字路や三叉路が出来上がると、 『石敢當(いしがんとう)』を置いているんですね。
今回は沖縄、八重山地方の人でも意外と知らない"通"な『石敢當(いしがんとう)』の 歴史をご紹介致しました。 より多くの方々へ大切な文化を受け継ぐために・・・
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最終更新日
2011年09月20日 10時53分25秒
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