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2011年10月25日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
《(上)のつづき》

20111016亘理駅

宮城県南部の太平洋沿岸に位置する亘理町。
亘理伊達氏の城下町だった面影を残す町の中心部はやや内陸にあり、盛土構造の常磐自動車道にも守られたため、津波による大きな被害は免れ、JR常磐線も亘理駅以北は復旧しています。
しかし、亘理駅から少し海側にある「公共ゾーン」には、500戸を超す仮設住宅が立ち並び、沿岸部の被害の甚大さを物語っています。

20111016亘理公共ゾーン仮設住宅


「公共ゾーンお買い物天国」協力願
わたりもーる 実施について
http://watari-ichigokko.blogspot.com/p/blog-page_06.html

1、主旨・目的 
地域住民のやる気を気持ちよく引き出せる環境を設定し、住民の交流の場とするとともに、支援物資確保の機会均等化を図る。そして更に、支援の輪を循環継続したものとしていく。

2、これまでの課題
支援物資の多くは、支援者と被支援者とが心を通わせるものではなかった。支援物資が送られ、バーゲンのワゴンのようになくなっていく支援物資。たくさんのものをなくされた方々にとって、それは必要なことであり、非難されることでもない。しかし、そこには課題が二つあると考える。一つは機会の不均衡、そしてもう一つは支援の一方通行性である。
機会の不均衡。支援物資が集まる場所とそうではない場所、その情報を得た人と知らずにいる人、我先にと必要なものに手が届く人とゆっくりと対応する人・・・。様々な要因が絡み、同じように支援物資を受けられなくている現状をよく目にする。
そして後者の支援の一方通行性であるが、今までの支援は物資がただ送られてくるというケースが多かった。ここには支援者と被支援者の顔を合わせる機会もなければ心の交流も存在していない。被災地のためを思って一生懸命集めてくださったものも送って終わり。どんなにありがたい思いで受け取っても手に入れて終わり。そこには物が介在するのみであり、物のやり取りが終わればすべて終わってしまうのである。炊き出しについても同様なことがいえるケースが多い。
ものだけが一方通行している支援のあり方は、事象だけを追っているため一過性のものとなってしまう可能性が高い。そしてそれは時が経っていくにつれ風化していってしまうのである。現実にこの震災被害は、遠近に関わらず風化が進んでいる。これだけの甚大な被害を、東北に住むものだけで復興していくことは困難である。国中の或いは世界中の助けをいただいて復興を果たしていかなければならない。そのためには支援を一過性のものではなく、循環した支援にしていかなければと考える。
これら二つの課題を打開すべく、「わたりもーる(公共ゾーンお買い物天国)」を立案した。


この「わたりもーる」を立案したのは、震災後亘理町内でコミュニティカフェレストラン「亘理いちごっこ」を立ち上げた馬場照子さん。


東日本大震災:温かい手料理を…集会所カフェ 宮城・亘理【毎日新聞 2011/06/21】
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/archive/news/2011/06/21/20110621k0000e040060000c.html

東日本大震災の復興にはコミュニティーづくりが欠かせないと、宮城県亘理町で読み聞かせボランティアをしてきた主婦、馬場照子さん(50)が中心となって5月に開設したカフェ・レストランが、被災者やボランティアらでにぎわっている。開設場所は同町の集会所で、町特産品のイチゴから「亘理いちごっこ」と名付けた。被災証明書を提示すれば食事は無料。「温かい手作り料理を食べながら語り合う大家族のような雰囲気を作りたい」と馬場さんは願う。
「フキやタケノコなど地元の食材を食べたのは久しぶり」。被災者が顔をほころばせる中、「ただいま」と言いながら活動を終えたボランティアが来店する。「カフェ」は約40畳の一室。長机には、タケノコご飯やあえ物、黒豆、サラダなど手作り料理が盛られている。
バイキング方式で1回500円。営業は火、木、土、日曜日の午前11時~午後7時。スタッフは、全員ボランティアだ。食材は主に支援物資を利用し、コストを抑えている。
馬場さんは、被災者への炊き出しなどを行っていたが、食事の栄養の偏りや炊き出しを続ける難しさを感じ、「カフェ」設立を思いついたという。
半壊した自宅で1人で暮らす玉手敏和さん(61)は「証明書を見せれば無料と聞いて驚いた。ここに来て、誰かと話せば気も休まる」と笑顔を見せた。

20111016亘理いちごっこ

期間限定で使用を認められた町の集会所でスタートし、今は地元企業からの借地にプレハブを建てて使っていますが、いずれは活動拠点を新たに建設する予定です。
「ここに来て、誰かと話せば気も休まる」という場所を、継続的に運営していくことは、被災者の「心の再生」に大きく寄与するに違いありません。
こうした場所をつくる動きは、他の被災地域にも広がっており、連携して情報発信などに取り組んでいきたい、とのことでした。

訪れた時は、翌日石巻を訪問する際の資料を準備してみえたのですが、ふと「もし支援物資に中古パソコンがあったら助かる」という話をされてはっとしました。
考えてみれば、今やパソコンは生活必需品といっても過言ではありません。
何か新しいことを始めたり情報を発信したりしようとする場合には尚更です。
「支援物資」というとつい食料や衣類といった緊急に必要なものを思い浮かべてしまいがちですが、これからの被災地域においてはそれ以上に「普通の生活を取り戻す」ための取組みに必要なものが求められるようになり、それだけニーズは多様化していくように思います。
勿論、食料や衣類のニーズもまだまだあります(http://watari-ichigokko.blogspot.com/p/blog-page_13.html参照)が、それを本当に必要としている人々に継続的に行き渡らせる仕組みを作ることも、被災地域が直面している課題であり、この課題に取り組むことは、「普通の生活を取り戻す」プロセスの大きな一歩となるはずです。
こうした取組みが、一人でも多くの被災者の「心の再生」につながることを願うばかりです。

《完》





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Last updated  2011年10月25日 01時52分30秒
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