さかなおやじのひとりごと

2005/09/07(水)17:36

ゴールデンフレームテトラを殖やすぜぃ!その1

熱帯魚(285)

 以前紹介したゴールデンフレームテトラは、真っ赤に燃える炎(フレーム)のテトラの頭の辺りが金ピカに輝くと言う、ゴージャスなしかし一歩間違えると成金趣味の(苦笑)改良品種でした。しかも、カラシンによく見かけるバクテリアの寄生による金ピカではなく、改良品種だと言うのでその真偽が問われていました(って誰が??)  そこで、ブログでも宣言していたようにこれはもう自分で殖やしてみるしかないっ!と言うわけで8月9日に上記のような産卵水槽をセットし、ブリーディングに挑んでみました。今日と明日の2日に分けて繁殖記録を紹介したいと思います。  まず、水槽はフレームテトラのサイズが小型である事から20cm角のオールガラス水槽を用いました。そこに、水道水を入れ塩素中和剤(ストレスコート)を適量投入しました。そして、水槽内には毛糸で作った産卵用モップを入れておきます。ちなみに、産卵用モップはアクリルの太目の毛糸を40cmくらいの長さに30~50本切り揃え、真ん中あたりで堅結びしただけのものですが、一つ用意しておくと何かと重宝します。あっ、それと毛糸のカラーはお好きなものをお使いいただいて構いませんが、暗色系の物の方が産み付けられた卵を発見しやすいのでお奨めです。  写真ではフィルターが設置してあるのが見えますが、実際には稼動させていません。産卵から稚魚育成期にはフィルターは必要ないでしょう。ただ、冬場などで保温器具を用いる時は、水槽内の水温にムラが出るのを防ぐ意味で緩やかにエアレーションをかけておいた方がよいかもしれません。  数時間後に水が落ち着いたらペアを産卵水槽に導入します。おっと、その前にカラシンの仲間は明け方や夕刻に産卵する種類が多くあまり強烈な光を好みません。したがって、水槽の上面と蛍光灯の間に新聞紙を一枚くらい挟みこんでおくと、ちょうど明け方のような薄暗い環境を演出できます。また、人の出入りが激しい場所などでは、親魚を落ち着かせるために、水槽前面にも新聞紙を張るなどして、魚たちが落ち着ける環境を用意してやりましょう。  ペアを選ぶにあたって、オスは中から一番鮮やかに色を出している個体を、メスはお腹が大きく膨れた個体をチョイスします。オスメスを産卵水槽に入れる順番や時期に関してはブリーダー毎に異なるようですが、さかなおやじはカラシンならばオスを先に産卵水槽に導入し、数時間後にメスを入れるようにしています。先にオスを入れる事によって、オスが水槽内の環境に早く馴れてある程度の縄張り意識を持ってくれるようにとの考えからです。ただ、これが元々オスが強い傾向にあるコイ科の魚の場合だと、先にメスを入れる事にしています。スマトラやオデッサバルブなどでは、先にオスを入れるとますますオスが増長して、後から入ってきたメスを突き殺す事さえあるので注意が必要です。  こうして、8月9日の夜にメスの個体がオスの待つ産卵水槽に導入され、いよいよ産卵を待つばかりとなりました。さぁ~、ゴールデンフレームテトラの繁殖は成功するのでしょうかっ!明日のこの時間をお楽しみに!!・・・って、もし繁殖失敗していたらわざわざブログで紹介するわけないんですけどね(笑)

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