Macoto Ayase's Diary

結局、愛美の事もあって昨日から今日にかけて眠れずじまいで、放っておくと朝起きないんじゃないかとか色々考えるとまた眠れなくなって朝を迎えた。

佳奈が起きてきたから「少し寝るわ」と言い眠りにつきかけると沙羅が起きてきて、結局また眠れないままなのか、しんどいなぁって思いながら、綾香は楽しみにしているサーカスを見に行く為、愛美の状態が気になり、綾瀬に「まこちゃん、愛美どうしたらいい？」と尋ねるから「熱が無ければ保育園に連れて行って良いけど、朝の薬今すぐ飲ませておきなさい」と言って数分間の仮眠をとる。

はっと起きてみるとまだ薬を飲ませていない等、嫌な朝だった。

佳奈は前日に綾瀬の妹から服と靴を借りていて、それに着替えて卒業式にのぞんだ。

綾瀬は眠くてそれどころじゃなく、結局、写真を撮りに行ったようなもの。
困ったのは式が終わっても中々出てくる気配がなく、何をするわけでもなくずっと待たされた事。ペシェを吸いながら「まだかな？」・・・。

やっと佳奈が校門まで出てきたので、写真を撮ろうと１番に用意してると、他のクソガキが佳奈の前にたちふさがり「あっちいけあっちいけ」とか言って自分が先に写真撮ってもらおうとする。

綾瀬が睨み、静かな声で「先に写真を撮る準備をしてるのが見えんか？」というとやっと横によけ、さあ写真を撮ろうと思ったら今度はどこの馬の骨か分らないジジババが邪魔をする。

さらに順番なんか関係なく邪魔をしてくる連中の多いこと多いこと。
あふぉばっか。

綾瀬もとうとう切れて「あぁーうぜぇなぁ、順番位守って写真とれや、鬱陶しいなぁ」と怒り口調で睨みをきかせる。

やっと空間が出来、無事卒業記念の写真を撮り、残りのフィルム数がそうなかったので、「家に帰ったら家の前で写真撮ろうね」とか、「卒業してどうだった？今の気分は？」とか色々話しながら佳奈と二人で家に帰った。

家に帰ったら佳奈に荷物を置いておいでと言い、出てきてから２枚、家で待っていた沙羅と二人のを２枚撮って終了。

佳奈は借りた時に妹と約束していた通り、そのまま実家まで服と靴を帰しに行き、沙羅には何度も何度も掃除機をかけるように言って綾香の帰りを待ってたんだけど帰って来ないので、少し眠った。

しかし写真を撮るにも順番ってのがあって、撮ってる人の邪魔をしちゃあかん事も分らんような奴が親やってるんだからこの世も末だなと思った。