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2021.06.10

買っちゃった。奥田英朗さん著：『マドンナ』

カテゴリ：読書感想文

なんだか、いろいろなものを購入している、ここ最近のわたしですが・・・。

実は本も。
奥田英朗さんの著書でも持っていないものも結構あるのよねぇ～。

で、今回購入して読んだ本がこちら

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マドンナ（講談社文庫） [ 奥田英朗 ]
価格：704円（税込、送料無料) (2021/6/9時点)

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こちらは20年くらい前に書かれた小説です。

5編の短編からできているのですが、表題の『マドンナ』では、主人公の課長が新たに部署に配属された女子社員に片思いする話とか、

『ダンス』では、高校生の息子が進学せずに「“ダンサー”になる」と言い出したが、課長の父は職場でのちょっとマイペースな同僚にも悩んでいる話だったり、

『総務は女房』は、出世コースとされる営業部所から一時的な事務部署へ行くという話。

『ボス』では、自分が時期部長だと思っていたのが、海外赴任もしていた同い年の女性が就任したというストーリー。

最後の『パティオ』では、ある土地開発の会社で新たな湾岸エリアで、集客を任される営業の主人公が、いつも見かけるある老人を自身の父親と重ね合わせるものだったり・・・。

どの主人公たちも40代半ばに差掛かろうとする年代の、営業バリバリの男性たちが女性関係や息子・・・

家族のことに悩んだり、社内での自分の立場に気をもんだり古いサラリーマンから、現代風に変わっていく過渡期のような内容のストーリーなのでした。

サラリーマンって大変ですよね。
もちろん他の職業だって大変だし、家族を持っていれば子供の進路にも心を悩ませる年代ですもんね。

だけど、そんな父親だったり、自身もまた息子だったり、そしてそんな年でもやっぱり男性だったり・・・人の心の動きをとても鮮やかに描いているのが、奥田英朗さんらしい人間描写がとても楽しい作品でした。

続編なのかな？同じ出版社から出ている
『ガール』って云う作品も読んでみたいなぁ～。

あしたは・・・ここ最近のお買い物シリーズは、マッサージ器だったり、お洋服だったり、本だったりしましたが、お買い物に走る衝動は旅行に行かれないからなのか？？
図書館で、ガイドブックを借りて旅に行ったつもりになって楽しんでいます。旅行に行って、その土地ならではの美味しいごはんも食べたいなぁ～。。。

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Last updated 2021.06.10 20:00:06
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