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カテゴリ:映画感想
先日、10月18日(水)の「水曜サービスデー」に久しぶりに“新宿バルト9”に映画を観に行ってきました。
ってか、都内でも6件くらいしか上映館がなかったのよねぇ~。 そんな映画がこちら 宮沢りえさん主演の『月』です。 今回この映画の情報がほとんどなかった中、出演者が宮沢りえさんと磯村勇斗さん、二階堂ふみさんが出演されているって云うだけで、観てみようと思った作品なんです。 だから、こんなに重いテーマで、現実的にも衝撃を受けた事件の話だったとは!? 宮沢りえさんが演じているのは “堂島洋子”と云う、「書けなくなった元・有名作家(小説家)」という役柄。 彼女の中で書けなく(描けなく)なった原因とは?! それでもそんな“洋子”を「師匠」と呼ぶ 若干精神年齢低めな夫“堂島昌平”を演じるのは、オダギリジョーさんです。 年齢を重ねてもピュアな心を持っている映像作家さんを演じていますが、その一途で曇りのない視点での発言が“洋子”の気持ちを揺さぶるのかも?? 新しい職場での同僚は “洋子”に憧れる、作家志望の“坪内陽子”を演じる、二階堂ふみさんです。 彼女は「嘘つき」と自分自身でも、周りからも云われているのですが・・・。 そして、優しい顔を持っている “さとくん”を演じているのは、磯村勇斗さんです。 “洋子”たちの職場は、深い森の奥にある重度障害者施設。 わたしも障害を持っている人の介護は経験ありますが、身体的には一人では何もできない状態でも、意思疎通(楽しい、好き、これは嫌、そして好奇心)はできる人が多く、言葉に不自由でも、顔や動作で(嬉しい、怖い、気持ちいい、無理!!)を表現できる人たちが多かったのです。 重度障害の方(ほとんど(まったく)感情が見られず、自己表現できない人)も見たことはありますが、それでもちゃんと生きています。 そんな人たちのお世話をする 介護士たちの話なのかな?? 現在は、老人保健施設で働いていますが、イラっとしたことなんて数知れず・・・。 同じ話をエンドレスに繰り返す人も、危険行為や不潔行為をしてしまう人も、多く見ていますが・・・。 それを最終的に「負」にとらえてしまうのは 意外にも普通の人、なのかも知れません。 人の尊厳って? 対等な人間関係を保てる人だけが、生存してもいいの?? 障害って、自分たちに責任があるの?! 飲酒や喫煙の影響もなくはないのかも知れませんが・・・。 他にも身体状況(ストレスや過齢)とかもあるのかも?? ですけどねぇ~。。。 だけど、介護をしている側って はたから見たら・・・ 「へー、すごいねぇ~」「大変だねぇ~」 くらいの認識しかないのかもね。 老人保健施設とか特別養護老人ホームなんかは、重度障碍者施設に比べれば、それほどものすごく大変なことも無いですけど。 あいまいだけど意思疎通できるし?! まぁ、とにかく 人は、生きていくことだけでも大変で、愛し合った大切な人でさえも、本当に真剣にこれからの未来に向き合っているのか? 悩んだり、考えたりしてしまうのですが・・・。 「この世」に生を受けたからには、頑張って全うしていく価値(義務??)があるのかも知れません。 かなり重いストーリーだったからかなのか、途中退場して戻らなかった人が2~3人くらいいました。だけど、これは現実の世界で起こっている問題かもしれません。 それが殺意に変わるのはどうしてなんだろう?? 詳しくはこちら → 映画『月』オフィシャルサイト ”バルト9”って結構凄い?! サイン入りポスターがあったりするんですよねぇ~。 他の作品でも。 たまには行きたい映画館かもです。 あしたは・・・映画は新宿で観たのですが、ランチはかなり地元に戻ってきてからいただきました。これからもたまには行きたいお店を今更ながら発見?! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.10.20 20:00:07
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