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テーマ:今日のこと★☆(104039)
カテゴリ:ビックリ! 珍しいモノ・コト
今日、会社で雑談中、東京に住んでいた時のことが話題になりました。
「終電が終わってしまって、アパートまで歩いて帰ったらすごく時間がかかってまいった」という話を聞いた時、ふと思い出したことがありました。 私は結婚前は杉並区の住宅街に住んでいました。 ある夜、仕事帰りにスーパーで買物をして、アパートへ向かって歩いていた時のことです。 アパートまであと2~3分というところで、進行方向にひとりのサラリーマン風の男性が立っていたのです。 その道は夜になると人気がほとんどありませんでした。 その男性がそこで何をしているかわからず、ちょっと嫌な感じがしました。 するとその人の前を通り過ぎた後、後ろから声をかけられたのです。 「あのぉ、すみません」 私は立ち止まり、その男性を見ました。 年齢は40歳代、きちんとしたスーツ姿でした。 「八王子はどちらの方向でしょうか?」 八王子??? ここは杉並区です。 八王子はお隣の区ではありません。 かなりの距離があるはずです。 なぜ、ここで「八王子」という地名が出て来るのか、私には理解出来ませんでした。 ともかく、西の方向を指さして答えました。 「たぶん、こちらの方向だと思いますが」 するとその後に続いた言葉は・・・。 お財布も定期も落としたかどこかに忘れてきたかで、一銭も持っていない。 自宅に電話をしたくても今の時間は誰もいない。 仕方なく新宿から歩いてここまで来たけれど、もう限界なので、電車賃を貸して欲しいというのです。 聞けば、とても気の毒な状況です。 が、初対面の男性に、お金を貸して、後で返してもらうためにこちらの住所・氏名を教えるのは、ちょっとマズイでしょう。 家族がいるならまだしも、女の一人暮しです。 それに、寸借詐欺の可能性もあります。 私は申し訳ないけれどとお断りしました。 そして近所の交番の場所を教えて、「交番で頼んでみたらどうですか」と言って、その場から立ち去りました。 その男性が後を付けてきたらどうしようと内心ビクビクしながら。 しかし、この人は本当に困っていたのかもしれません。 それをあっさり断ってしまって、悪かったかなとちょっと良心が痛みました。 皆さんならこんな時、どうしますか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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