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2012年12月22日
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 2012年霜月9(新暦21)日の冬至から昨日まで、連日今年度最高の日々を賜った。ことのはじまりは冬至の日に、病いに伏せっている筈の夜の顔{脱}俳句会代表の菊地享さんから電話があり、「明日、面白いライブがありまんねん。だまされたと思うて一緒にいきましょ」とのこと。<大上なんとかおばさま>と言う名前だったが、昔どこかで聞いたようなシンガーだと思いつつ深く詮索せずに、とりあえず元気な享くんと会いたい一心でかけつけることにした。会場は心斎橋のアメリカ村手前のかってよく観に行った映画館の4FにあるというBIG CAT。仕事を終えて駈けつけると、1Fのスターバックスコーヒのテラスからダンディー享くんが映画の一コマを思わせる素振りで手を振ったのですぐわかった。ビールとジュースみたいな酒"ZIMA"で乾杯して会場入り。

 開演時間を少しずらして幕が開くと、暴力的といっていいくらい強引に彼らの音楽世界にひきずりこまれ、2時間強もみくちゃにされながら「とっても快感!!」と何度も溜息をついてしまった。とても機知に富んだ会話のかけあいと凄い声量とボディーが売りの大上留利子とジェニファー、そして白百合少女隊、というにはちと妙齢の域に達しすぎた婦人服のスリ―サイズ見本のマヌカンとおぼしきシンガーたち。そしてそして、30名強の可愛い可愛い女の子たちとはるか青年(のっぽでひたすら目立ってました)、屋台で将棋を指しているようなおっさんが入り交じるレモンぺコーラス団。舞台装置はさながらギリシャ悲劇のコロルなのだが、内容たるやソウルミュージックのなにわヘテロ・ヘルニア的転回(要するに異様ではみだしっぱなし)で、まさにきのこちゃんとしか言いようのない面白さ。何度も眩暈を覚えるほどすばらしかった。演奏もゴスペルにはじまり、演歌がまじり、ビートルズも飛び出す始末、しかもそれをバリバリの大阪弁で歌いまくるのだが、このコーラスたちのカオスをしっかりとサポートしているのが、バックのインスト'たちだ。乗りまくって、聴衆を翻弄しまくって、突然「ほな、さいなら」と終わった。僕のきのこシアター構想にまさにうってけのなにわソウル・コーラス・グループといよいよニア・ミス!!!の予感。会場エントランスには、シラユリ―ズ(さすが現在は少女抜きのグループ名に変っていた)とレモン屁(聞き間違いかな?)コーラス団がお見送り。僕は、その中でもとりわけ光っていた美人のコーラス・ガ―ル(遺憾ながらメンバー紹介の時、名前を聞きもらした)のもとに飛んでいって握手してきた。悪趣味ねと考える暇も与えずあくしゅをされてきょとんとしていた彼女は年の頃30過ぎ、その手の感触が主婦のそれでなかったのが何故かうれしかった。

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  大上留利子、バックのギターは北川さん  ジェニファー。全員の衣裳も彼女が作ったらしい。

 大上留利子はかって、当夜も聴かせてくれた「大阪で生まれた女やさかい」を歌って関西では知る人ぞ知る存在となったと聞く。

 会場を後にしてその快適音楽の余韻にひたりながら、「何か熱燗に、くたくたに煮詰まったおでんでも食いたい気分やね」と言うと、心斎橋大丸の南の横町に屋台のおでん屋は無くなったけどスタミナモツ鍋の石鍋亭があると連れて行ってくれた。このホルモン鍋がまた最高!!!!。

 いったんは死刑宣告に等しい判決を受けたが、本人の強靭な意志の力で無期懲役にうっちゃりをかけた享くんの、友人思いの粋な計らいに感謝の乾杯をしたことである。

 もつ鍋をつつきながら、来年のムックきのこクラブのプレ・クリスマスは夜の顔{脱}俳句会のユニーク・メンバーズと合同でこのライブ演奏ともつ鍋にしようと提案、そして必ず来年の暮れもここで再会しようと固く誓いあったことである。 

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   Noise music?.Oh No! Soul Music!!.    一陽来復 冬至過ぎのテントウ虫。            






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最終更新日  2012年12月25日 22時57分17秒
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