夢みるきのこ

2016/03/30(水)17:12

みどりしたたる初夏への準備は異民族慰霊祭より

島なみクラブ(30)

       来月末の昭和の日の4月29日は、遠い戦争の記憶を新たにする集いがまた巡ってまいります。 今年は、シベリアでの4年3ケ月にわたる抑留体験を経て帰国し、満90歳の現在も現役で語り部の音楽活動を続けておられる田中唯介(楽風)さんとの熱い出会いがあり、慰霊祭で存分に弾き・歌い・語っていただきます。 将来に癒しがたい禍根を残すことになる現・内閣とその周辺の暴走に対し、あまりに非力な試みですが、決して怒らず、そして焦らず、しかし、この地上の動きをずっと醒めて見つづけていくためには、政治的にではなく文化としての防衛線を辛抱強く築いていく必要があります。 僕が見つめてきた「きのこと発酵文化」は、世界情勢の界面でのこうしたマッチョで直線的な一神教的な動きを静かに溶解していく、目には見えない活動と直結しており、それは3度に及ぶ被爆体験国である多神教アジアの列島の人たちをおいてありえないことをどうか覚えておいてほしいものです。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る