メッセージ
あなたが昨年夏からテーマにあげているセクシャルネタについて、今日は考察を深めましょう。あなたをはじめ女性たちが、男性についてもっとも誤解している事柄は「男性はセックスが好きだから、私が何度拒絶しても、したくなったら誘ってくるはず。」ということです。確かにオリンポスの神々をはじめとして、男性はセックスが大好きな人が多いのですが、セックスを愛する女性に求めるときの心境は、断崖から飛び降りるような勇気をを振り絞って告白しているようなものなのです。女性がOKならば天にも昇るような有頂天な気持ちになるのですが、NOならば、それこそ、地獄にでも落ち、のた打ち回るような気分で酷く傷ついたりしています。でも、あなたがNOを出した時でも、男子たるもののプライドがありますから、恥ずかしくて悔しいと思いつつも表面上は何食わぬ顔をし、「我慢するよ。君を尊重するよ。」などと心にもないことを言葉にしてみたりします。男性にとってセックス拒絶されたということは、自分自身を否定されたように、多くの場合感じてしまいます。この30年間のあなたたち夫婦間で、あなたが拒絶した時のパートナーの言葉にならなかったエネルギーを言語変換すると、「こいつ訳がわからん???????」「嫌っているのか??????」「俺が下手なんか??????」「満足できんということか?????」「他に好きな男でもできたんじゃないか??????」「やっぱ、俺のサイズが??????」「・・・・・・・・・・・・?????」「・・・・・・・・・・・・?????」などと、あなたが聞いたら「え?なに考えているの。そんなことで拒んだのではないのに?」と言いたくなるような受け取り方をしてしまっている場合が多々あるのです。実際の所は生理日の一番出血量が多い日だったり、仕事で疲れていたり、あるいは、たまたま気分が乗らないブルーな日だっただけなのですが、パートナーの方は、人知れず「地獄に落ちる」ような、暗澹とした思いを抱くことも少なく無いのです。だからこそ、女性がセックスが嫌なとき、拒むときは、そうした男性の思いに配慮してあげ、プライドをつぶさないであげることが大切です。「あなたのせいじゃなくて、こういう理由だからしたくないの。拒むの。」ということを、できるだけその時、その場で言葉にして伝えてあげられると良いのです。率直に言葉にして伝えてあげるだけで、それだけで男性は「あ、俺のせいじゃないんだな」と、安心し、余計なことを考えなくなります。また、あなたや多くの女性が思うほどに、男性はセックスについての知識や経験が豊富で無いことも多々ありますから、一緒に楽しむ姿勢がとても大切です。特にセックスに関しては、男性も女性と同じくらい、傷つきやすい部分を沢山持っています。百戦錬磨のプレーボーイならいざしらず、普通の男性であるパートナーと付き合う場合には、繊細な内面に気遣ってあげて下さい。