カテゴリ:学校・教育・育児
友人が電話で「HさんとこのT小学校は役員決めが大変だったんだって~」と教えてくれた。なになに、T小学校は確かにPTA大変なんだよね、で、なんでモメたわけ?「それがね、結局誰も立候補がないし、役員が決まらなくて、くじ引きだったんだって。それで、くじ引きで選ばれた本人はやる気もないし、周囲も『この人じゃ役員はできない』ってなったんだって」
は? なんのための「くじ引き」なんだ?そもそも「くじ引きで決めよう」と皆でルールを決めた段階で「誰が選ばれてもうらみっこなしヨ」ってのが不文律じゃないのか?くじ引きってのはそういうもんじゃないのか?くじが当っても「やれません」だの、ましてや、くじが当った人に対して「あんたじゃダメ」ですの、それって「くじ引きで決めよう」という決断をした責任を放棄してるんじゃないか?『無理が通れば道理ひっこむ』っていうの、そのまんまじゃないんでしょうか。ま~いいけど。人の学校だし。最終的には誰かやるんだろうし。 この話で一番「なんだソレ、へんだよ」って思ったのは『この人じゃ役員はできない』ってところ。確かにPTAは学校や地域とのつながりもあるし、何にもわかってない人には意味不明・魑魅魍魎の世界で渡りきれないかもね。だからと言って「できない」なんてことはない。「できない」って言う人たちはきっと「自分にはできてあの人にはできない」「自分にはわかっていてあの人にはわからない」と思っているんだろう。「いまの委員長にはできるけど、わたしにはできないし、ましてやあの人になんかできない」ってのもアリかな。 たしかにPTAの動きや流れがわかっている人と、まったく初めてですという人では仕事の大変さが違うだろうし、ワケわからん人が担当になれば学校や地域との連携で失敗して大事件に発展なんてこともあるかもしれない。 でも、そんなときは、失敗して大事件になってもいい、くらいの心構えでやればいいんだと思う。PTAの失敗が子ども達の健全育成に色濃く悪影響を及ぼすなんてことはあまりない。せいぜい「今年のPTAはてんでなってない」とか悪い評判が立つくらいのもんだと思う。いいじゃん、悪く言われるくらい、ナンボのもんでもない。 自分がPTAの活動を一生懸命して、システムを改善したり、予算をうまくやりくりしたりという経験があると、ついついPTAに思い入れが大きくなって、後任にも同じようにやってもらいたかったり、自分と同じ苦労はさせたくなかったり、色々考えてしまうこともあるんだけれど「わたしがPTAで何かを学んだように、他の誰かも、その人に合った何かを学ぶんだろうな」って今は思う。だから後任者は、好きなようにPTAをやればいいんだと思うし「どうせやるなら楽しくやりな」ってだけ、思う。 PTAの役員決めに難航する学校が多いからこそ、ラフで参加型である意味無責任でもOKてなPTAがいいと思うんですけどね。はじめは無責任でも、やってるうちに責任感が出てくるのは子どもも大人も一緒じゃないかな。 何年か前にPTA会長を何度もやっている民生委員さんに「教えてください。そもそもPTAって必要ですか?」と聞いたら「そうねえ、普段は必要ないわね。行事とかもいらない。でもいざ何かあったときには親たちが協力していかなきゃならない。普段からPTAで親同士の交流があればいいけど、何もPTAの活動がないと、いざというときに親同士が協力して動く仕組みがないから困るのよ」と教えてくれた。とっても納得。納得したら「つまんね~やる気もしね~PTA行事」でもきちんと参加して役割を果たして行くことが無意味じゃないと思えるようになった。それと、PTA活動をそんなに一生懸命、やせるほど気を使ってにやらんでもいいこともわかった。まあ、やせるほど気を使ったことなんてないんだけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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よたよたあひると申します。うちのページへのご訪問ありがとうございました。こちらでは初めて書き込みさせていただきます。
「くじびき」で、恨みっこなしにするには、誰がなっても他の人もできることできちんとフォローする、という前提が必要なんですよね。保護者同士のつながりが一番大事、ということかなぁと思っています。もちろん、つながりを持つ中で、学校のことをわかっていくということも含めてなんですけど。 民生委員さんの言葉、とっても納得です。 (Mar 17, 2007 12:18:37 AM)
くじ引きって公平なようで実は一番無責任な方法のように思います。
役員は、できるとかできないと言う能力や時間的余裕の問題だけでなく、他の方々と協調していけるかどうかと言う部分も重要です。 いつも文句ばっかり言って引っ掻き回すだけの人もいますから、そう言う人には役員をやってほしくないと思ってしまいます。 ちなみに、うちの小学校は子ども一人に付きその子が在籍中の6年間に2回役員をやることになっています。 中学校の方は全員がどこかの委員会に所属することになっています。 一応希望を取って割り振られますから、全員役員と言うことになるのですが、一度も出席せずに終わる方も結構いるようです。 参加者だけで行われているのが実情です。 それはそれで不公平感もありますが、出て来ないような人はやる気がないのですから別にいいわ~と思っています。 (Mar 17, 2007 07:37:51 AM)
よたよたあひるさん、こんにちは。
>誰がなっても他の人もできることできちんとフォローする、という前提が必要 そうですよね。フォローは大事です。 役員は4月~次年度5月までの任期と考えて、翌年の4・5月は後任者と一緒に動くくらいのフォローをしてもいいと思います。娘の学校では「5月までは手伝います」とフォローを前面に出して立候補者を募り、定員を超えて立候補者が出ました。 「協力したいし、やってもいいけど、不安。自信がないから立候補することはできない」という人は少なくないんだなと思いました。そういう人に気持ちよく引き受けてもらう仕組みを考えていくのは大切ですよね。 (Mar 17, 2007 03:12:38 PM)
ポンチョ♪さん、こんにちは。
>くじ引きって公平なようで実は一番無責任な方法のように思います。 なるほど、そうですね。 >いつも文句ばっかり言って引っ掻き回すだけの人もいますから、そう言う人には役員をやってほしくないと思ってしまいます。 そういうこともありますね。いっそ居なければ腹も立たないと思う。 >それはそれで不公平感もありますが、出て来ないような人はやる気がないのですから別にいいわ~と思っています。 そうそう。結局は不公平だとか「何なのよあの人!」なんてプリプリ怒るだけエネルギーの無駄なので、やれる仲間で楽しくやってしまった方がいいですよね。 それでもやはり役員になっても何も仕事をしなかった人でも「役員を1年やった」というカウントとして認められてしまうのは、システムとしておかしいよな?とは思いますけど。こういう人が給食費払わないのかな?と思ったりもしますしね。 (Mar 17, 2007 03:19:12 PM)
今年一年、広報担当としてがんばっていきましょうね。
私もポンチョさんと同じく、くじ引きって実は不公平だ、と、特に今回はそう思うのですが、「じゃ、あなたがやれば?」といわれればそれもちょっと遠慮したいなあ・・なんで。 とりあえず部員さんが納得していれば それでいいのかなあ・・。 (Apr 17, 2007 09:40:36 AM) |
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