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テーマ:「いじめ」を考える(14)
カテゴリ:いじめ
クラスメイトの女子が、いじめで悩んでいたときに勧めた本です。
毎日、家に帰るなり自分のベッドに飛び込み、布団をかぶって泣き続ける、という深刻な状況でした。お母さんも学校に相談しても、表面化しない女の子ならでは巧妙ないじめで、なすすべがありませんでした。 うちは、三兄弟。 どうしても、女の子同士のいじめはピンとこなかったのですが、この本を読んで、女の怖さを思い出しました。 米国の著作なので、日本の実情と異なるところはありますが、集団での女の子同士の心理的な駆け引きは同じ。オセロが裏返るように、いじめっ子がちょっとしたきっかけで、反対にいじめられっ子になってしまうなど、子供とはいえ女性の怖い面がよくわかります。 女の子のお母さんはもちろん、女性同士のトラブルに悩む大人の女性にも、参考になるかもしれません。 「女の子どうしって、ややこしい!」 著者:レイチェル・シモンズ /鈴木淑美 出版社:草思社 サイズ:単行本/270p 発行年月:2003年06月 突然口をきかなくなる、うわさを流す、悪口を書いたメモをまわす、じろじろ見て笑う…。女の子のいじめは間接的で巧妙なので、外からはわかりにくい。だが、いじめられた経験が心の傷になっている女性は少なくない。なぜ女の子はこんなことをするのか?本書の著者は、女の子独特のいじめを「裏攻撃」と名づけ、その実態を初めて明らかにする。そして、いじめにあったとき、辛い日々をどう乗り越えていけばいいのか、親身にアドバイスしている。いじめられた経験のある女性、いままさにいじめで苦しんでいる女の子やその親、学校関係者必読の全米ベストセラー。 【目次】 1章 女の子の隠れた攻撃性/2章 親友が敵になるとき/3章 みんなでいじめれば悪くない/4章 カンペキなつもりの女の子/5章 いじめる子は邪悪か/6章 人気をめぐる策略/7章 やられたらやり返せ!/8章 困惑する親、誤解する教師/9章 これから何をすればいいか お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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