万葉の足あと【万年青日記】

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  不明４

  この木も不明です。私の棚においては葉繰り、葉持ちとも良く元気な木です。まだあまり芸を見せていませんが、最近の主流の形ではないので古い品種の札落ちかなと思っているのですが、どうでしょう？

  2009年10月09日

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  国宝錦

  ずっと何かに似ていると思いながら、その何かが分からずにいたところ、今年、まだ芸は不十分ですが迫力のある葉がでてきました。そしてＭＳ園さんが『国宝錦』と言ってくれました。そう言われると『ああ、そうだったんだ』と歯の隙間にひっかかっていたものがとれたようにスッキリしました。まだまだ芸は甘いのですが迫力で勝負！　植え替えて化粧直しすれば、まんざらでもないかなと錦鉢に植えるのを楽しみにしています。どちらが前なのか、それぞれ違った顔を見せていると思います。どちらが前なのか、それぞれ違った顔を見せていると思います。

  2009年10月08日

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  不明３

  登録品の札落ちと思われます。跳ね竜や覆輪の入り方から『珠光』かなと思うのですが、もう一作して芸が充実してくればわかるでしょうか。久々の台風接近に屋外に出している万年青が気になります。温室に入れておけばと思いながらも、無事に通過してくれることを思うばかりです。こちらはもうほとんど通過したような感がありますが、本州のほうではこれから、影響がなければいいですね。

  2009年10月07日

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  吹き

  ものすごく小さく吹いた吹きです。１ｃｍあるかないかとゆうところです。しっかりしているのですが、小さすぎました。うまく育つかどうかわかりませんが、これも勉強、大きくさせてみたいですね。親木はまだ若木で芋の直径もまだ小さく、当たりも小さかったし、吹いたあとの管理などでこのような結果になったと思います。初木の芋の径の小さいところの当たりは切るべきか、切らないべきかはまだよくわかりません。しっかりと首元太くなるよう育てて行きたいです。

  2009年10月06日

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  玉雲

  なんとも笑える姿になりました。Ｖサインをしているのか、見事に『Ｖ』が決まっています。縞は沈み、葉幅はなく、作り直しです。まだ若木なのですが凝り気味に育つのは、何が原因なのでしょうか。もっとすくすくと伸びても十分に芸をしてくれると思うのですが、なかなか思うようにいきません。私の棚では同様に懲り気味に育つのが『力和』や『富国殿』です。何か変化が必要なのかと思うので、プラ鉢に植えてみました。実生の獅子をプラ鉢で育てているのですがこれが案外、放っておいてもすくすくと育っているので試しに植えてみました。鉢の横に穴が開いていますが、これまでに比べて鉢内の水分は多くなると思います。どのような結果になるか楽しみなところです。

  2009年10月05日

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  植替え

  週末、今シーズン初めての植替えをしました。仕事の都合でなかなか手がつけられずちょっと出遅れの感がありますが、羅紗のうち約８０鉢ほどを植替えました。最初の１本を抜くまではドキドキしますね。『富国錦』あらため『白雲閣』を１番目に抜きました。芋・根ともに綺麗でホッとし、昨年の作戦が成功したかなと思った瞬間でした。来年に向けての植え込みですが、これまでは家にストックしていた朝明砂を使用していたのですが底をついたので朝明砂を再び入手するのか、また軽石への変更も考えた結果、矢作砂にしました。理由は朝明砂とよく似ている（素人目かもしれませんが）、軽石に変えると管理方法も変えないといけない（かも）、近くで入手できる、朝明砂に比べて価格が安い、などです。どのような結果になるかは来年のお楽しみです。

  2009年10月04日

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  光淋

  実が付き、見事な株立ちになりました。丈夫な縞甲の手入れはついつい後回しになりあまり気にしていなかったのですが、ふと気が付くとこんな姿に。植替えして化粧直しすればもっと栄えるのではと思います。縞甲の人気が今ひとつと言われているのは何故なんでしょうか。羅紗は多彩な芸を表し、作りによって様々な表情を見せるのに比べて、縞甲の葉芸は雅糸が中心、良くて玉竜がのるくらいで、作り易く、どなたが作っても比較的似たような形にできあがるからでしょうか。『植物を楽しむ』とゆう点ではこれだけで十分だと思うのですが、万年青趣味者にとっては面白味に欠けるところがあるのでしょうか。来年の交配では縞甲の交配も色々と試してみようと思います。

  2009年10月03日

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  讃岐富士

  我が地名にちなんだ万年青がありました。子には縞が見えますが親木は縞が沈んでいます。子はだらんとした葉になっていますが、縞が入ったのでこのようになったのか、支えをしていないからなのか分かりません。縞一面に入った親木の姿を想像しながら作ってみたいと思います。

  2009年10月02日

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  千代田実生２

  昨年の生えで、先日の『千代田実生１』の兄弟で、親木は『瀬戸×ＨＭ５』のセルフです。瀬戸の血がうまく入ったのか、昨年の兄弟たちは羅紗千代田風のものがセルフで数本生えました。斑が良くて期待していたのですが・・・今年はこんな風になりました。斑は沈み、薄そうな葉、芸が少しあるのが救いでしょうか。もともと小さく生えたためか、木の割りに大き目の素焼きに植えたのが悪かったのか、この木の性質か、あまり大きくならなかったので来年は作を変えて大きくしてみたいです。

  2009年10月01日

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  実生

  葉肉がそこそこあり、実親用にしようかそれとももうしばらく芸が出てくるのを待とうかとしていた今年、花芽が付いて実が付きました。実にも縞が入り、これは秋の植替えで素焼き鉢に植えて実親にしようと思っていたところ、十字に出てきた葉の１枚に覆輪が深く入りました。そして葉肉が更に厚くなり雅糸がみられ、変化が感じられます。一見、『萬風』の小型のような感じでしょうか。来春の実親としての結果も楽しみですが、葉芸の進展も楽しみな木になりました。

  2009年09月30日

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  飯綱

  今年の１枚目は、まだ芸が甘いですが葉先が丸くつまった幅のある葉が出ました。このような葉で全面がガシで白くなれば綺麗でしょうね。２枚目は我が家の他の木と同様に細めの葉が出ました。来作では改善したい課題です。この木の完成した親木はあまり見たことがありません。玉楼と似ていると聞いたことがあるような、ないような。まだ未登録なので、じっくり作りあげていきたいです。植え込みは朝明砂に桑炭少々、施肥は強めでした。自分で書いておきながら肥料の表現に『施肥は強め』『施肥は弱め』とはどうゆうことなのだろうと疑問に感じました。確かに例年の私の作りよりは今年は『強め』にしたのですが、他の人と比べてどうなのでしょうか。父は水・肥料・採光も全てにおいて『控えめ』で堅実な作りであったため、それを基準に『強め』とは、他の人と比べると普通なのかもしれないと思いました。肥料の消化不良がおきやすく芋に肥料が蓄積する環境、肥料の吸収と消化のバランスがよく、葉の成長のエネルギーに全て使われるような環境とでは、肥料の量も違って当然だと思います。参考になりそうでならない表現かと思いましたが、早く自分の棚、そして万年青にあった施肥の量を見つけ出し、栄養失調やメタボにならないようにしたいです。

  2009年09月29日

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  春陽

  何年か前に福井県の方から譲っていただいた木で、『春陽』と札がついていました。葉数も少なく暴れていたのですが、今年になって、なんだか格好の良い木になりました。『春陽』という名は聞いたこともないので仮称と思いますが、譲っていただいた方のお父様が愛培されていたと聞いています。芸の面では太陽、波祷には及ばずといった感じなので、よくありそうな葉型にも思えますが展示会に参考出品して評価を聞いてみたいと思います。植え込みは軽石に桑炭を少々です。施肥は普通にしています。

  2009年09月28日

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  根岸松の図

  　展示会がそろそろ近づいてきました。春先から今年は出品できるかなと思わせてくれるような木がたくさんあったのが、月日がたつにつれだんだん数が減りました。この木は下葉はたくさん落ちましたが、今のところそこそこ図が入り、なんとか形を保っています。あと一ヶ月、どうなるかわかりませんが植え替えして化粧直しをすればまあまあ見れるのではと思い、出品できそうなものが見つかったことで胸をなでおろしているところです。私の棚には『根岸の松』や『日月星』がたくさんあります。いずれも図の抜けたもので、復活するかもとゆう期待で育てています。図が少しでも残っていれば翌年にバっと図が入ることもあり、図が抜ける・入るの要因などまったくわかりません。図物は難しいですね。以前、『錆びた釘を鉢に入れると図がよく入る』と聞いたことがあり、来年はこれを試してみようと思います。

  2009年09月27日

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  峻嶺

  はっきりとした草齢はわかりませんが、今年から芸を始めてくれました。覆輪もはっきりと現れ、順調にいけば２年後くらいから芸をした葉が揃いそうです。味わいのある木で好きな万年青の１つです。

  2009年09月26日

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  羅紗実生１その後

  ９月３日の日記の木（昨年撮影）の現在の姿です。こじんまりとした羅紗になって欲しかったのですが、期待はむなしく何かに似たような葉が繰りました。そう、『最晃閣』っぽい葉型ですね。葉芸も最晃閣よりは無いような感じです。もう少し様子を見ようと思います。まだ父が健在だったころ、『鉢は小さめが良い』と言っていたので、その教えどおりに小さめの鉢で育てていましたが、どうも葉繰りが悪く葉幅も狭く、凝ったように伸びないような木が多くなりました。これはまさしく『小さい鉢』の効果ではないかと思っていたのですが、万年青にとって厳しい条件を与えることで木が大きくなるのを抑制し、そのエネルギーを葉芸に使うといった期待していた効果ではありません。『小さい鉢』で成果を出されている方に比べて何かが足りないのでしょうね。何かがわからなかったので、昨年の植替え時に鉢を本来の大きさに緩めました。鉢が大きくなることで鉢内の水分が増えると予想されたので、蒸れ防止のために荒目の砂で植えました。何がどう作用したのかわかりませんが、今年は首元が太くなり先日も日記に書きましたが１枚目だけですが葉幅も芸もそこそこの葉が出たような木が多いように思えました。これらのことを参考に今年の植替えのときに色々と試してみたいと思います。

  2009年09月25日

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  大葉千代田

  叔父の玄関に飾ってあったものを譲ってもらいました。葉の長さは４０ｃｍほどあり、現在、我が家に３本、叔父のところにもまだあると言っていました。このような木は実生でたくさん増えるのでしょうか？　　

  2009年09月24日

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  碩山

  まだ芸が甘いですが、幅のある芸の良さそうな葉が出てきました。このような葉が揃ってほしいのですが、２枚目の葉は細めのが出てきました。いつの日か本家のＴ園様をうならせるような立派な至芸品を作ってみたいですね。今年の葉は全般的に１枚目は葉幅があり芸の良い葉が出ているが２枚目が細い。１枚目の葉は春先から陽を十分にとり、肥料も効き、満を持して出てきた結果でしょうか。例年になく良い葉が出ていると思うので植え込み材料、管理方法など、ここまでは良かったのではないかと思います。２枚目は、梅雨に入ると上砂替えを行いますが、例年、力を入れている万年青ほど先に作業を行います。梅雨時期に万年青の葉はよく伸びますが、伸びようとしたときにご馳走がなくなっている！なんてことになっているのでは。万年青にとっては肥料を切る時期が早すぎたのでこの頃に伸びるよく育っている１枚目の成長に栄養をとられ２枚目が細かったのでしょうか。割り子があがれば親木の成長に影響があるのと同じことが、葉の成長にも言えるのではないかとも思いました。これから、１枚目ももう少し伸びてきますが、葉幅広く勢いありそうなので２枚目の栄養をとりそうな気がしてなりません。水・陽・肥料のバランスが悪いのだと思う半面、２枚目には息切れ感があるのではとも思ってしまうので、肥料で万年青が育つわけではないのですが、来作の材料にしたいと思います。

  2009年09月23日

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  白雲閣

  芸の良い葉が出ましたが、まだ葉数が揃っておらず全体的なバランスが悪いです。これまで我が家の『白雲閣』は割り子がすぐにあがったり芯止まりになったりと完成した姿を見たことがなく、正直なところあまり力の入らない木でしたが、順調にいけば来年あたりから期待できそうなので、力が入ってきました。我が家の万年青は全体的に葉持ちが悪く、３年葉を持っている木は少ないです。いかに長く持たせるかも一つの課題で、新根を下ろすから葉が割れて落ちる、首が太くなって葉が割れて落ちるとか色々と考えていますが、結論には至っておりません。

  2009年09月22日

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  富国錦その後

  ９月８日の日記の富国錦（６月撮影）の現在の姿です。特大割り子があがりました。子を切ることも考えましたが、暑くなることを考えたら切れなかったです。子を外して作り直しです。当たりは全て切ったはずなのですが残っていたようです。もっとよくみていればと反省です。先日この木について、ＭＳ園様から『白雲閣では？』とのご指摘がありました。私もこの点については、『白雲閣とよく似ているな』と思っていたところもあり、我が家にある白雲閣と札の付いている木と若い葉が似ているところがあり、また富国錦ならもう少しガシが盛り上がってもよさそうなのですが、平べったくガシが入っており、その点からも富国錦ではなく白雲閣の間違いかと思っています。

  2009年09月21日

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  銀月

  ３本あるうちの１本です。なかなか綺麗な姿にならず苦労しています。なにか展示会に出品できるものが育っていないかと物色していると、この銀月に目がとまりました。見てのとおりなんの変哲もない銀月ですが、向かって右上の一枚の葉が大覆輪になっています。そして、よくよく葉を見ると、なんと竜がのっていました。定着してくれればおもしろいのですが今のところあとの葉には芸が現れていません。進化したのか、気まぐれなのか、いずれにしても楽しみが増えました。

  2009年09月20日

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• 宝生殿

  根変わりか？と思いたくなるような姿になってしまいました。ここまでくるとい『針山』『針生殿』とかの名前が似合いそうです。先日、Ｔ園で立派な姿の木を見せてもらい、なんとかしないといけないと思い来作に向けて作戦を練っているところです。素直に育って欲しいものがあれば、激しく芸を見せて欲しいものもあり、子が増えて欲しいものがあれば、増えなくてもいいなど、人間のわがままに対応しないといけない万年青は大変だと思います。万年青もわがままなのか、なかなか言うことを聞いてくれません。お互い様ですね。

  2009年09月19日

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• 縞甲実生１

  流行の型ではありませんが、整然と葉を重ね『風月』よりも葉幅がありどっしりしていてなかないけるかなと思って楽しみに育てています。覆輪がまわった姿を見たく子を期待しているのですが、もう十分な親木なのですが全然当たりがなく、割り子もあがりません。子が増えなくていいものは割り子もあがりどんどん増え、期待しているものはなかなか増えず、皮肉なものですね。

  2009年09月18日

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• 不明１その後

  ９月５日の日記の木（昨年撮影）の現在の姿です。やはり下葉は早々となくなり寂しい姿ですが立派な芸の葉が出てきました。総ガシが真っ白で・・・と思うと縞が入ってました。見たことのある葉型、『鸞山』っぽいですね。この葉が揃えば美術木になりそうなのですが、どうもあとの葉が細いです。肥料のことをひとつとっても・肥料を十分に与えたはずだが、それでもまだ少なかったのか？・肥料が効かなかったのか・肥料を切ったあとで伸びたので肥料が効かなかったのかと、いろいろと考えられます。もちろん肥料だけの影響ではありませんが、まだまだ来年の課題が増えそうです。

  2009年09月17日

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• ネット・オークション

  涼しくなってきましたね。いよいよ万年青の売買のシーズン到来です。万年青の購入は従来は万年青業者からがほとんどでしたが、最近ではネット・オークションでも安く万年青を買い入れることができます。しかし、現物を見ないまま購入することになるのであとで後悔したりトラブルも。私のこれまでのネット・オークションでの経験を以下にまとめてみましたので、参考になればと思います。１．商品説明から読み取る　　　品種を間違ったり、羅紗・獅子としか説明がないものからマニア向けの専門用語　　　で記載されているものまでまちまちです。趣味者・業者か素人の出品かはまずこ　　　こで判断を。２．質問を活用する　　　説明や画像が不足しているため、もっと万年青の詳しい状態を知りたいと思った　　　場合は質問欄をどんどん活用してください。中には『代理出品なので答えられな　　　い』などの返答もありますので、質問に的確に回答をもらえる方は落札しても問　　　題ないと思います。また、ここで質問したことは記録としても残るので『言った　　　・言わない』のトラブルも防げることになります。３．芋・根の状態を必ず確認する　　　万年青は葉も大事ですが、芋・根が重要だと思っています。表示される画像の数　　　が限られているので、芋・根の画像が無い場合は質問欄で状態を必ず確認してお　　　けばトラブルを防げます。画像で芋傷みを判断するには、『一部分の色が茶褐色　　　や黒に変色している』『根が落ちた跡がある』が判断しやすいところです。中に　　　は芋傷みとわかる芋をアップで写して掲載している出品者も見られますので『ア　　　ップで自信をもって写しているから傷んでいない』と判断せず、ご自身の目でよ　　　く確認してから落札したほうが良いと思います。　４．根落ちのあるものは買わない　　　３で述べた、根が落ちた跡がある⇒『根落ち』と言いますが、自然に落ちる根の　　　あと堅く閉ざされていますが、根が傷んだとかなんらかの影響で落ちた場合、根　　　の芯は芋の中まで伸びているため、その芯を傷みが伝わってそこから芋が傷む場　　　合があるため、根落ちがある＝芋が傷んでいると思ったほうがいいと思います。　　　しかし『根落ちあり』を表示して安く出品している場合もあるので、根落ちのと　　　ころから芋を切っても余裕があるから大丈夫など判断できる方にはお徳感があり　　　ます。５．返品可能であること　　　出品者も細心の注意を払って出品・発送するにも、やはり違う目で見た場合に芋　　　傷みがあったりすることもありあます。『返品不可』としている商品に到着後に　　　欠点を見つけても返品に応じてくれない場合もあるので、返品可能であることは　　　落札前に確認しておいたほうがいいです。６．ノークレーム・ノーリターンは落札しない　　　よく『ノークレーム・ノーリターンでお願いします』と書いていることがありま　　　すが、『売った商品に対してこちらは責任は持ちません』と言っているのと同じ　　　ことで、傷んだ万年青を売り切る可能性も捨て切れません。送られてきた商品に　　　欠点があった場合でも快く返品を受け付けてもらえる出品者の万年青を狙ったほ　　　うが、安心して落札できると思います。　　　７．商品到着後はすぐに確認を　　　商品が到着したらすぐに確認をしてください。生きたものなので日がたってから　　　のクレームは基本的には受け付けてくれないと思ったほうがいいです。欠点があ　　　った場合は電話連絡や画像を送るなどして速やかに返品を。８．評価は参考程度に　　　届いた万年青の芋が傷んでいることに気付かず『良い』評価をつけてしまい、実　　　は芋が傷んでいることも。一度植えると次の植替えまで芋の状態がわからないこ　　　とがほとんどなので、もともと傷んでいたものか、落札後に傷んだものか判断が　　　難しいことがあります。また、送られてすぐに万年青に欠点を見つけても、取引　　　連絡で解決してしまうことがほとんどで、評価にまで『悪い』をつけて『芋が傷　　　んでいた』など書く人は経験上ほとんどありません。『悪い』評価はよっぽどの　　　悪質な取引でないとつけないので、他の人がつけた評価は参考程度に見ておいた　　　ほうがいいと思います。　　　以上、気付いた点を書いてみましたが、入札し終了時間が近づいたときは鼓動が　　　早くなり、スリリングな時間を楽しむことができ、手にした万年青が上物で　　　あったときには思わずにんまりとしてしまいます。しかし、現物を見ないまま購　　　入するのは勇気が必要で、品種違いや芋傷みなどのリスクはぬぐえません。　　　特に高価なものほどリスクも高くなるので、高価な万年青は万年青業者から購入　　　するのがお勧めではないかと思います。　　　両者をバランス良く活用することで万年青生活の幅がもっと楽しく広がるのでは　　　ないかと思っています。

  2009年09月17日

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• 札落ち？

  ３年前、棚の中に１枚葉で若いながらも芸のよい木を見つけ育てていたところ年々作上がりし、総ガシで葉幅も広くなりこんな姿になりました。一見『妙峰』のような葉型ですが、なんだかわかりません。棚にある羅紗の『三恵』にも葉型が似ているような気がするのですが、ここまで芸をしていません。なんでしょう？？？

  2009年09月16日

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• 桜岳錦

  割り子があがってきたときは美術木になるかなと期待していたのですが、芯が伸びていないことに気付き、あっと言う間に計３本も割り子がもあがりました。そして、いよいよこの木も芯が止まったようです。羅紗のように芸の激しい木が芯が止まりやすいのかとも思ったのですが、大葉のように無芸の木でも芯が止まったのでこの説は違いそうです。父の代も含めて私の棚では大葉は綺麗に育たないと思ってました。しかし、今年はなんとなく綺麗で元気にできあがっているように思えます。昨年までは羅紗の棚の周りを囲むように下に置いていましたが、今年から１ヶ所に集めて日もよくとれる環境に変えてみたのが影響しているのでしょうか。これまであまり綺麗にできていなかったことから、羅紗に比べて大葉は力が入っていなかったのは事実なのですが、綺麗にできてくると更に綺麗にしてやろう！とやる気が出てくるのは不思議なものです

  2009年09月15日

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• 天光冠

  みすぼらしい格好ですが『天光冠』です。昨年、なんとか太い葉が出て腰も太くなり、美術木にと期待していたのですが・・・割り子が２本あがり、下葉はとっくの昔になくなり、芯は止まったかのように伸びません。芯は見えているので子の勢いに押されて伸びが悪くなっているのかもしれません。しかしまだまだ当たりが膨らんでいて今にも芽がでそうなくらいです。先日の王朝と同様に、この木も馬力をかけたところこのような結果に。たまたまなのか、馬力をかけた結果なのか、それとも今年の気候が影響したのか？これを解明するのも楽しみのひとつですね。

  2009年09月14日

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• 王朝

  芯止まりになってしまい、割り子が２本あがりました。美術木目指して富国錦同様に馬力をかけていたのですが、その影響で芯が止まり割り子があがったのでしょうか、それとも逆の発想で、親木が伸びる前に割り子が急激に成長を始めて親木の成長を止めてしまったのかはわかりませんが、ゼロからの作り直しとなりました。一般的には親木の芯が止まると子があがると言われていますが、この子孫を残そうとする植物界のシステムはよくできているものだと感心です。

  2009年09月13日

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• 丸小？

  ９月１０日の日記の『丸小？』の現在の姿です。葉は厚みを増し、松谷とも思えるような貧弱な甲竜だったのが丸小特有の高い甲竜になり、これは本物だと思いますがどうでしょうか。作上がりの状況に我ながら満足。

  2009年09月12日

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• 天賜？

  ９月９日の日記の『天賜？』の現在の姿です。葉は厚みを増し、紺性が復活したのでゴマは沈みがちになり、コートメの縞が見えてきました。竜はやっぱりありません。割子が２本あがり、吹きもとれ順調に育っています。我が家の実親は軽石主体で焼赤玉、ゼオライト、桑炭の混合砂で植えています。私の棚にはこの配合があっているんじゃないかと。今年の交配は、私の交配は失敗したけど母のおかげで実付は半分程度くらいでしょうか。まだまだ勉強が必要です。

  2009年09月11日

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• 丸小？

  この木は『天賜』とあわせて購入したもの。実生家いわく『松谷かと思った』竜が低く松谷と思われてもしかたないような木ですが、この木も今は見違えるほど元気になっています。オークションで万年青を何点か購入したが、天賜？のほうは芋が傷んで半分は切り、梱包も万年青をダンボール箱に針金で縛りつけるなど、びっくりすようなもので、人それぞれと思った。今年、セルフでの交配をやめて、いろいろと交配を試みようとしたが、花芽が成長するのを調整しなかったため花の時期があわず、また仕事の関係で交配の適齢期には万年青の近くにいなかったため、結局、母親頼んでセルフになってしまった。同じ木でも私が他の木の花粉を使って交配した部分は結実しておらず、続けて母にまかせてセルフで交配したところはたわわに実が付いて、変な実の付き方をしている。なかなか実生を作るのも大変である。

  2009年09月10日

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• 天賜？

  以前、某オークションで落札した『天賜』としていた品です。なんとなく元気が無く、貧弱な感じがし、おまけに竜もありません。実生家の方に見てもらったら、『天賜はゴマをかんでいる。この木も確かにゴマをかんでいるようだが。私もたくさん勉強したから』と言われ、おっしゃる意味を理解しました。今は環境が変わって勢いがついたのか、割子も２本あがり見違える姿になっています。来年は花芽がつくと思うけど・・・本物でなくても実績が出ればいいか！

  2009年09月09日

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• 富国錦

  この木は昨年、綺麗な葉が出てきたので展示会用にと鍛えているところです。（６月撮影）当たりは全て切除し、肥料（固形）も我が家での例年の３倍を与えてみました。そして肥料の割りに苔が緑にならず効いていないような気がして、水を多めに。採光も例年より多めです。しかし・・・剣葉が見えており少し不安。。。。ピントがなかなかうまくあわない。三脚を使用すれば済むことだと思うが、サッと撮るときには三脚は使えない。万年青の芸がどうこう言う前に、撮影技術を磨かねばと反省。

  2009年09月08日

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• 千代田実生１

  昨年我が家で生えた木です。親は『瀬戸×ＨＭ５』のセルフで、何本か面白そうなのが生えた中の１本です。今年６月の画像なので今はもう少し葉が伸びています。根は縮れているので、あとは柄よく巻いてくれるのを楽しみにしてますがどうなるでしょうか。

  2009年09月07日

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• 札落ち？実生？

  我が家にはラベル無しの木がたくさんあります。この木もその中の一つで、５年くらい前に父が亡くなられた方の御棚を整理したときに持ち帰ったもので、５～６才くらいになります。若いときから芸が現れ、全面に雅糸が入ってきますがなにぶん作がまだ未熟で十分に芸を引き出せていません。『波涛』『南海』などを作出された実生家のところの木なので、実生か？でも小さいときは『鸞山』にも似てた。今年の葉が楽しみです。

  2009年09月05日

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• 羅紗実生１

  父から万年青を譲り受けたときに縁金の鉢に植わって、この形のまま大きくもならず３年が経過しました。ラベルには『６１年実生』としています。最近の流行の型ではないですが、地は厚く、覆輪気も十分、芸はこれからでしょうか。なんとなく存在感のある実生です。我が家で生えたものか、どこから来たものか、両親も不明です。しかし、どことなく何かと似ているような気がしてなりません。（昨年１１月撮影）

  2009年09月03日

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• 玉輝冠

  すっきりとした姿は品があり､好きな万年青のひとつです｡完成された木は葉が折下がってくるようですが､5才のこの木はこれからかなといった感じです｡木勢があって盛り上がってきて根が見えかけていますが､このほうが下葉の持ちが良いようにも思えます｡新根のことも考えると､このあたりが植え込みのﾎﾟｲﾝﾄなのかも｡

  2009年08月31日

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• 羅紗獅子実生１

  今年で4才｡瀬戸の舞を小型にしたような姿になりそうだったのですが､親木はこの吹きをとったあと芋が傷んで治療中､完成した姿をまだ見ていません｡父が生前､何度か年賀状の画像に使っており､思い入れがある木なので､なんとか芸を完成させたい思いで作ってます｡竜がのりますがまだ芸が始まりません｡奴で吹いたので､1本は日強､1本は日弱で試してますがどうなるでしょうね｡

  2009年08月30日

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• 万年青と家族とブログ

  私が万年青と出会った(気付いた？)のは幼稚園の頃、父の趣味ですでに私のまわりにはたくさんの万年青がありました。幼い頃、庭の草を抜いてきて、それを万年青にみたてて根を綺麗に洗い、父の見よう見真似で草を赤鉢に植えていたのを覚えています。祖父もまた実生家であり、これで三代続けて万年青に関わることになりました。父は趣味が転じて仕事になり、晩年、『万年青では十分楽しませてもらった』と言葉を残すほど万年青大好き人間でした。父の死を機会に、残された万年青を母とともに世話をすることになり、本格的に万年青の世界に入ることとなりました。その頃、子供を授かることができ、名前を『万葉（まは）』と名付けました。妻が高校生の時から子供ができたらつけたかった名前で、これまでずっとあたためていたと聞かされたとき、『万年青の葉』ともとれるこの名前に２つ返事でＯＫしました。ブログのタイトルの『万葉の足あと』はここからつけました。これから日記がわりに万年青の記録を残していきたいと思います。

  2009年08月29日

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