カテゴリ:斜視
定期検査に行った。
視力が両方とも上がったけれど、0.4と0.6で視力差も開いてしまった。 アイパッチが一時間延びて3時間に。 3歳の、3時間は長くはないらしい。 入園後は2時間ですら、私にとってはすごく長くて、 足りなくならないように、焦る日々。 でも、やればやるだけ視力差はなくなるのでここはきちんと。 そして膜プリズムを半年貼ったけど、まだ内斜視が残るので、 プリズムの角度も最大限に上げて貼りなおし。 それと同時に、カイロスコープGOがでた!!!! 病院の検査では、 同時視が「見える」と言ったり、「消える」と言ったりあやふやだけど、 私は時々は見えてるような気がしているので、 家でガンガンやってみるぞーと思ったら… 「お母さんこれ出来ないですよね」 「!」 確かにできない。 でも、父親が見れるというと、 お父さんとこの子の合う位置が違うから、 毎回同じ場所で、子供の目がきょろきょろせず固定されるのが確認できればいいでしょう、 と言われて、ほっと。 初めてみたカイロスコープはすごく簡単な装置。 でも、輝いて見えた。 多分娘にも。(機械大好き) 右目と左目でそれぞれ二枚のカードを見ると、脳内で一枚になるというのが、両眼視。 それを訓練するもの。 私がのぞくと、二つの絵がそれぞれ見える。 毎日10分、10歳まで。 気長に地道に続けてください、と言われて、 ずしんと響く。 もちろん続けたい!! 私はそもそも手術が失敗していたし、眼鏡もプリズムもなかったから、 病院の機械ですら、二枚の絵が一つになったことがなくて、 ずっと悔しかったけれど、 娘はこれを続けたら、私とは違んだと思うと、うらやましいし、 なにより嬉しい。 そして、届いたカイロスコープ。 パンダカードとおりカードをのぞいて、 「入ったー」 「え?」 「パンダがおりに入ったよ」 あっさり同時視出来てる。 どちらか消えないか?他のカードではどうか? 確認してもかえってそれを不思議そうに、どんどん見えている。 なかなか見えないでイライラするだろうから、 なだめすかして、続けさせる気合いが拍子抜け。 そんなもの? 今ここで見えても、目の位置も、能力もまだまだ確定するわけじゃないし、 でも、いつか見えるようになるだろと思っていたけど、 あっさりすぎて、 なんだかまだふわふわした気分。 どうかこれが本物の、両眼視能力として彼女のものになりますように。 振り返れば、二年の治療道はあっという間。 1歳半からアイパッチ、目薬、手術、眼鏡、プリズム、そして集中力のモンテッソーリ、 全てが必要で、やっとたどりついたカイロスコープ。 先生に「カードはすべて出ました。あとは続けるのみです。」といわれる言葉が重い。 そんなことばが、こんなに早くきけるなんて、夢のよう。 まだ遠近両用めがねの可能性もあるらしいけれど、 そんなのは、再手術の可能性の話より、ずっといい。 娘が赤ちゃんの時は、私の赤ちゃん時代と同じ目をしていた。 それを思い出すと、奇跡って起こるんだなあと思う。 それは私達の世界の奇跡で、世間的には医療であり、小さな問題だけど。 26日満月の晩に夫婦で祝杯をあげた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年06月28日 11時14分09秒
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