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カテゴリ:夢をかなえる・火影の好きなもの
レオナルド・ダ・ヴィンチ
のことは 伝記を読んだことがある。 母が嫁入りの際、持参した中に、本があった。 発行は戦前のものだ。戦争中のものや終戦直後の本は、資源不足のためか装丁が良くないが、開戦前のものなので、わりとしっかりしていた。 火影の幼少時代はテレビも無く、ゲームもないので、外で遊ぶか、または家の中にあるもので遊ぶ。 そしてその中には本もある。 満州語会話・・・時勢を反映している ベートーベンなどドイツクラシック音楽レコード・・・78回転のSP盤だ。 イタリアオペラプッチーニなどSP盤 日独伊の三国同盟の時代だから、戦時下といえど ダ・ヴィンチ本などは大手を振って、流通していたのだろう。 母の子守唄はローレライ 時たま聞こえる父の歌はサンタルチア イタリアオペラのレコード そして、祖父の尺八、浪曲のレコード 火影が鳴り物や音楽がすきなのはこのような原体験があるからだろう。 さて、ダ・ビンチの話に戻す。 彼は、幼少時、職人の家に弟子に入り、腕を磨く めきめき頭角を現し、ミケランジェロと絵画・壁画の腕を競う 最後の晩餐や、モナリザなどだな 一方では、さまざまな自然現象に興味を示し、工学的な才能を発揮する。 子供のときに呼んだものだから、やっぱり、影響される。 夜店で15円で買った細身のマイナスドライバを手にするや 家の中にある時計をかたっぱしから分解 柱時計、置時計、はたまた腕時計まで。 家の中で動くものはすべて、解剖の憂き目にあった。 といっても、猫や犬などは犠牲にならずにすんだ。 幼児のことだから、分解しても、元に戻せず、べそをかくのが関の山であるが。 しかし、そのうちに腕も上がってくる。 あるとき、コンセントを修理した。 親に褒められた ますます図に乗ってくる 道具もそろってくる 半田ごても手に入れる 近所のゴミの山から、ラジオを拾ってきて、修理する 1台では治せないが。2台3台と集めれば、部品の相互補完ができるので、まず間違いなく再生補修ができる。 挙句の果ては、ゴミ・くず鉄回収の大元(寄せ屋)やまででかけ、1台50円で、アンプやラジオ部品などを引き取る。 テレビは500円だった。 日本橋で、再生ブラウン管を買い求め、交換すると、テレビが再び映るようになる。 白黒テレビが7~10万円だったころ、1万円以下で、リペアできたのだ。 同じように 中古テレビを販売する業者も日本橋に居た。 中学校のころである。 あまりに、電器製品ラジオの組み立てや修理などに時間を費やすものだから 担任の先生に忠告されたことがある。 すこし、勉強にふりむけてはどうかと。 高校入試は5科目プラス保健・音楽・技術家庭など9科目総合で評価されていたので、不得意科目があると不利なのだ。 ほどほどの高校へ進んだ。 夢があった。 映画で見たタイムマシンを作ること。 ダ・ヴィンチのできなかったことだが できるかもしれないと思っていた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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