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テーマ:旬・シュン・しゅん♪(3075)
カテゴリ:食べ物の話
昨夜は今シーズンの初カニです。 といってもちょっと小さい。それに怒っているし! これは石川県では「コウバコガニ(香箱がに)」と呼ばれるズワイガニのメスなんです。 カニの産地では、ズワイガニはオスとメスで呼び名が変わるところが多いようです。 山陰地方では、オスは 丹後半島あたりでは、オスは 福井県ではオスは 呼び方は他にもあるようなので一概には言えないみたいですが……。 で、石川県ではメスはコウバコガニ、オスは去年まではズワイガニでしたが、今年はようやく名前がつきましたよ~~。その名は「 加賀と能登をあわせたこの安易なネーミングはなんとも……。いかにも石川県民らしいといえばそれまでですが。 ちなみにベニズワイガニというのは、ズワイガニの仲間ですが、種類が違います。富山湾などでよく獲れますが、その名のとおりズワイガニよりも赤い体が特徴。食べると水っぽくて身の入りも悪くてズワイガニには及びません。旅館などで「夕食には蟹が1パイ付きます!」とある場合、ベニズワイガニの場合が多い(安いから)ので要注意です。 コウバコガニは、殻の中にある内子といわれるオレンジ色の部分と、外子といわれる外側の卵が特に美味しいといわれます。足の身も美味しいですが、小さくて食べるのが大変です。地元ではオスよりもメスのほうが人気という話を聞きますが、これも単に安いからでしょう。同じ値段だったら、私はオスのほうがいいなぁ、って思います。 メスは資源保護のために漁期が短く、わずかな期間しか食べられません。 だから、こっちの人間にとっては、店先にこれが並ぶと「あぁ、冬かぁ」って感じですね。 さらにちなみに、よく蟹の甲羅に黒い大粒のゴマみたいなのが付着していますよね。これはカニビルというヒルの仲間の卵の殻みたいなもので、これがたくさん付いている方が、脱皮してから時間が経っているという証で、つまりは身の詰まりが良くて美味しいということになるんです。 蟹を選ぶときは、この点々にも注目してくださいね。 写真のコウバコガニは、スーパーの特売で1杯99円だったそう。 産地ならではの安さですね。ゆでたてを食べたので美味しかったです、ハイ。 それにしても怒ってるなぁ。 ↓「カニが食べたくなったじゃないか!」と言う方はこちらへどうぞ(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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