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テーマ:人と自然の関係(600)
カテゴリ:北陸周辺の旅
先週末、「手取湖さわやかフェスティバル」に行ってきました(すいません、今さらの話題です)。
これは、国土交通省の「森と湖に親しむ旬間」に合わせて開催されたイベントで、全国各地でダムの見学会や各種体験教室が行われているみたい。ダムフェチにはたまらない、待ちに待ったイベントと思われます。私もダムは嫌いじゃない方です。 さて、石川県にある手取湖は北陸第二位の貯水量を誇るダム湖で(ちなみに第一位は黒部ダムの黒部湖)、このイベントでは、前回掲載したキーホルダーを作ったり、スーパーボールすくいなどのアトラクションを楽しみ、岩魚の炭火塩焼きをひとり1尾いただき、さらに水力発電所のタービン室に入れてもらい、ダムの監視室を見学し、さらには国土交通省の巡視艇でダム湖を遊覧させていただき、お土産までいただきました。これで、参加費は無料! とっても楽しくてしかもフトコロにやさしい、なんとも素敵なイベントでした。 国の省庁がいろいろと取りざたされ、組織の改革や解体が言われていますが、国土交通省ってずいぶん様変わりしたなぁって実感です。ぜひ、来年も参加したいイベントですね。 岩魚の塩焼きもタダ! 大盤振る舞いです(^^) 手取川ダムの監視室。昭和の怪獣映画に出てきそうな配電盤がグッドです。ここは多目的ダムで、水力発電や水道に使っています。ちなみにここにたまった水は電源開発のもので、監視する国土交通省は勝手に放水できないんだとか 急な階段を下って巡視艇に乗り込みます。この船で流木の回収などをするそうです。巡視艇といってもレジャーボートみたいな……。特別サービスで湖上をぶっ飛ばしてくれました(^^;; 主水門を湖上から見た図。これはダムが許容貯水量をオーバーした時に開く水門でめったに開くことはないそうです ロックフィルダムの中の巡視路も見せてもらいました。写真では判り難いでしょうがかなり急な階段です(45度~60度くらいはありそう)。「ホワイトアウト」って映画を思い出しました どっかの元知事さんが「脱ダム宣言」をして、それをマスコミが面白おかしく煽って、「ダムは要らない」って風潮に世間がなりました(たぶん、その元知事さんの思いとはだいぶかけ離れてしまったような気もします)。 でもね、たとえば北陸のように高山と海との距離が短く急流が多いところでは、いわゆる「暴れ川」が多く、ダムが無いと氾濫を起こしてしまいます。それも自然の所作という人もいますが、実際、下流に住んでいる人間には、ダムが無いと心配で仕方ない。 やたらダムを作るのは私も大反対ですが、人間にとって必要なダムもあるってこともアピールしないといけませんね。 ああ、別に岩魚をご馳走になったから言うわけではありませんよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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