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2008.01.10
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カテゴリ:食べ物の話
○大門素麺 おおかどそうめん

大門素麺1.jpg

 富山県の穀倉地帯で散居村で知られる砺波平野は、豊富な湧き水を使った素麺作りが昔から盛んです。
 大門素麺というこの麺の生産が始まったのは幕末のころで、もとは輪島で作られていた白髭素麺が氷見(うどん)を経由して伝わったものだそうです。
 大門素麺の特徴はその形。細く長く、まるまげ状に丸めてあるため、「島田素麺」や「丸まげ素麺」とも呼ばれています。最も冷え込む、11月から翌年の3月まで、山から吹き下ろす寒風にさらして作られます。
 昔と変わらない、手延べの伝統製法で、繰り返し、よりをかけながら、細く長く延ばしていくので、めんの繊維がワイヤ状になり、歯ざわりが良く、コシの強い素麺に仕上がります。揖斐、三輪、小豆島の素麺とはまた違う、素朴な感じが好印象です。

 レトロ風のパッケージにはそれぞれ生産者の名前が入っているところにも、こだわりと自身がうかがい知れますね。

 でも、今年は今のところ、暖冬の様子。となるとこの素麺の出来にも影響があるのかな。

 素麺に限らず寒づくり、寒仕込みのものにとって、暖冬は困りものでしょう。

 そうそう、この麺を茹でるとき、まるまげ状に丸めた麺は必ず2つに折ってから。それを忘れると大変なことになりますよ。

大門素麺2.jpg

 ほら、こーんな感じです(笑)。
 食べにくいったらありゃしない。


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最終更新日  2009.01.12 15:50:23
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