この間の日曜日に撮った兼六園。雪景色の兼六園って意外となかなか見られないんですよ
最近、仕事関係でちょっと話題になっていることがあります。
それは何かというと、はたして北陸以外の人から「北陸ってどんなイメージを持たれているか?」ということなんです。
何かの調査によると、首都圏でだったかな、北海道や九州、四国といった日本全国の地方の中で一番印象が薄かったのが北陸という結果だったとか。
まあ、人口は少ないし、大都市圏から直線距離は近くても交通の便が良くないから遠く感じられるし、それも仕方ないかなとは思いますが、北陸の人たちは、「印象が薄い=イメージが良くない」と気にしている人が多いようで、たとえばこれからの時期、「毎日鉛色の空が広がり、暗いし、風は強いし、毎日のように雷が鳴るし、印象良くないよね……」と思ってしまうよう。
確かに毎日鉛色のどんよとした空ばかり続きますが、でも、太平洋側の空っ風が吹いて乾燥している地方からやってくると、「冬なのに湿度の高い北陸」はきっと女性にはありがたいでしょう。それから冬に雪と一緒に雷が鳴るなんて自然現象はなかなかよそでは体験できない珍しいものだと思いますよ。
こうやってプラス思考で考えれば、まだまだ観光地としての北陸のイメージを良くするものはたくさんあると思うんですけどね。残念ながらそんなプラス思考と遊び心のある情報を前面に出すことが、まじめで奥ゆかしい北陸の人には苦手みたい。
最近のいろいろな調査をみると、北陸って、勉強ができ、体力もあって、貯蓄も多く、家も広くて大きくて(うちは違いますが《笑》)ととっても恵まれたところのようで、そんなイメージも出来つつあるようですが、でも、そのまじめで勤勉な感じは観光地として考えるとあんまりプラスにはなりませんね。のんびり出来そうもないもの(笑)。
それからもうひとつ。北陸と金沢のイメージが一つになっていないことかな。立山黒部アルペンルート、五箇山、金沢、能登、東尋坊、永平寺と、これらみ~んな北陸なわけで、日本はおろか世界的にも知られた観光地が多いのに、どうも北陸という一つのくくりとしてイメージ出来ていないような気がしますね。
悪いとか良いとか思う以前に、情報不足で印象が薄いんじゃないでしょうか? きっと。
新幹線もできるし、その前に何とかしないといけませんね。