君はどこを目指しているんだ?
歌手になりたい!漠然と夢を持った子と、その親に出くわす機会がある。小学生の頃からボイストレーニングとダンスの教室に通ってた子日芸や国音の声楽科卒業後、ヨーロッパで今も声楽の勉強をしている子(大人)「じゃぁ~ちょっと歌ってみようか。歌聴かせてね♪」♪♪♪♪♪♪♪♪♪家庭的には裕福で、習い事ならなんでもさせてもらえ習っている、勉強してきました!って子の場合。。。期待を裏切る事なく感動しない!( ̄ん ̄ )まぁ、そこそこなんですよ。音程も外れないし、リズムも悪くないし、へたじゃない。へたじゃないけど、おもしろくない。命とか魂とか、そういうものが音楽なのに溢れて来ないんだな~アカデミックなゆりかごの中で安心していたのか。。。安心させられていたのか。。。「なんで歌手になりたいの?」と質問してみると歌う事が好きだから! と、殆どの場合は答える。アカデミックな世界に居続けるということは好きだという気持ちを、誰かの基準に塗り替えられてしまう危険性があるということ。やりたい事があるけど、方法がわからない時、一時的にアカデミックに頼るのは悪くない。まぁ、これは自力でもなんとかなるものだけどネ。だけど、好きだという理由でアカデミックに頼り、やりたい事が見えないなら。。。それは趣味の領域を超える事は出来ないと思う。誰かに課題を与えられ、それをこなすことで安心してても、将来にはあまり繋がらないのよ。というか、自己表現を目指す時、最終的に頼れるものは、自分自身しかない。ライオンになりたいウサギでもいい!ウサギになりたいライオンでもいい!ライオンはライオンらしくでもいい!ウサギはウサギらしくでもいい!こうなりたい。こうやりたい。それを止める事は自分でしかないように。こうなりたい。こうやりたい。を実現出来るのも自分でしかないんだよね。そんなことを、日食の日に我思うのでありました。(曇り空のおかげで、肉眼で欠けた太陽見れたよ~)