テーマ:好きなクラシック(2324)
カテゴリ:大好きな指揮者!!
名前を聞いて正直ピンと来ない人ばかりでしょう。
そんなに有名ではありません、当時の露出は大変多かったようですが、現代においては忘れられている指揮者の一人かもしれません。 サバタは指揮者でもありながら、元々は作曲家であり、音楽院で作曲を学び、卒業後作曲活動に入ったサバタの作品はセラフィンやトスカニーニによって採り上げられ、ドイツではリヒャルト・シュトラウスがサバタの作品を指揮、1917年にはサバタが作曲した歌劇『岩石』がスカラ座の舞台にかかり大成功をおさめているんですね~。 のちにモンテカルロ歌劇場で指揮者デビューをします、そしてラヴェル作曲の歌劇「子供と魔法」を世界初演し、喝采をうけます、それから指揮者活動が波にのります。 トスカニーニの後任して、スカラ座の音楽監督に就任。バイロイト音楽祭をイタリア人指揮者としては二番目(一番目はトスカニーニ)に登場しました。 これを見ていると正直、名前がもっと前に出ていてもいいような気がいたしますが、なぜか名前が薄れていっているんですよね。 この人の音源は確かに古いです、あまりいい音とも言えませんが、イタリア人ということもありかなり熱のある演奏が多いんです。 ラヴェルの管弦楽を聞いていても、まずは「ボレロ」。 かなり音に力があり、スピーディー。それでありながらも繊細さを忘れていない演奏です。 そして、私も大好きな「ラ・ヴァルス」 これも曲自体が大変魅力的なんですが、これもスピーディーで、歩いていて後ろを押されているような、迫り来るような感じがヒシヒシと感じられます。「ラ・ヴァルス」を上げるならば、1位にアルトゥスのコンドラシンのもので、2位にこの演奏が来るような感じがしますね(私が聞いた中で)。 先日購入いたしました、ブラームスのVn協とベートーヴェンの交響曲第5番「運命」 「運命」は正直、力がありますね、音に迷いがないというのは言いすぎかもしれませんが、曖昧さがなく、スパッとしてます、聞いていて心地のいい演奏です。 Vn協は、出だしからスリリングなかなかのスピードで、楽しい解釈で楽しめます。 見た目は正直、ストコフスキーと争うくらいのモノですが、演奏は素晴らしいです。 繊細で、力強く、説得力がある演奏です。 もっと音源が復刻してくればいいのにな~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.07.19 12:53:40
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