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2004.06.01
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カテゴリ:カテゴリ未分類
とても苦しい環境や
何かがあまりにも欠乏した状況におかれれば
子どもの頃から生きることについて深く考え、
成人してビジネスをするようになったら、
高い目標を掲げ、それを達成することに
執念を持つようになるのでしょうか?

例えば、
・子どもの頃、食べるモノもなかったほど貧乏だった
・一般の人には想像もできないようなコンプレックスがあった
・両親が早く離婚し、愛情に飢えていた
ような体験です。

ビジネス的に大きな成功を収めている人に、
そんな普通の人ではできないような何かを体験したことで、
あの凄みや迫力がきているのでは、
と感じることはあるものです。

先日のバレーボールで接戦負けしてしまう原因や、
大相撲で朝青龍に日本人力士が勝てない原因も、
もしかしたら、その凄みや迫力の問題なのかもしれません。

かくいう私も含め、
全共闘世代以下のほとんどの人は、
ある程度満ち足りた道を歩いてきたことでしょう。

かつて、けっこう苦労して映画監督になった
井筒和幸でさえ「映画監督といっても、
絶対撮りたい映画のテーマがあるわけではない」
と言っているのを聞いたことがあります。

「ある程度満ち足りた」人にとって、
そもそも満ち足りているのですから、
自分の中に「何か」を見つけることは、
とても大変なことかもしれません。

でも「何かがあまりにも欠乏した状況や
とても苦しい環境」などに好んで
わが身をおく人などはいません。

だから、分相応でいいんです。
その「分相応」の何かが見つかりさえすれば。





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最終更新日  2004.06.09 12:53:01
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