カテゴリ:企画・企画書のヒント
それは“なぜ”なのか、理由がわかることで、見えてくることがある。
あたりまえと思っていることでも、“なぜ”当たり前なのかはわからないことがある。 そんな“なぜ”を、日常の世界から探し、考えることで、企画や企画書づくりのヒントにしようというのが、このシリーズの趣旨。 しかし、この、“なぜ”のその探究には、著者なりの主観や直観、推測、憶測、感覚、本能、そして何よりも企画マンとしての資質が含まれている。 なので、読者の方は、ここに書かれていることを簡単に信じないで、自分なりにとらえ、解釈、思考、分析してから、自分の意見として採用するように。 ●なぜ、人はわかるのか、理解するのか? わからないと、理解しないと、怖いからである。 <見方> はじめて会う人に対面するときは、程度の違いこそあれ、緊張感がある。 ちょっとしたしぐさや、しゃべりかた、言葉遣いにも気を配る。 そして、どんな人なのかを想像する。 そのときに、一番簡単なのが、自分の知人・友人の中から、もっとも似ている人を思い出して、その人のイメージでとらえてしまうことだ。 これは、多くの人が、自然にやっていることだと思う。 そのほか、何か共通した話題になること、自分が親しみをもてるようなことをも、あわせて探し出そうとする。 これは、人が持っている、人を理解しよう、わかろうとする気持ちの強さの現れである。 別の視点からいえば、相手がわからないと不安であり、怖いのである。 この目の前にいる人は、自分にとって、よいことをもたらすのか、危害をおよぼすのか、なるべく早く判断しないといけないのである。 最短で、「わかる」必要があるのである。 だから、結果として「わかる」という行為には、ある意味、とても強引なところがある。 本当のことはわからなくても、わかったような思いがすればよいからだ。 逆にいえば、わかったような思いがすれば、本当なことは二の次であり、本当のことはじょじょにわかればよいし、本当のことはわからなくてもよいこともある。 それほど、まず、何よりもわかるということが優先される。 自分がわかることは大切さは、当然、相手にわからせることの大切さにつながる。 自分がどんな人なのか、どういう商品なのか、どういう企業なのか、これを、どう簡単にわからせるかが、企画にとって大切なことである。 ********************************** 有限会社リレーションメイク 羽切 徳行 企画書作成サービス 企画書書き方事例集 企画書サンプル 企画・企画書用語集 ↓圧着キルトフードジャケット お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.10.26 08:25:00
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