カテゴリ:江戸・明治始まり
藍染めは世界中で最も古くから用いられてきた植物染料だと言われています。 人類最古の染料「藍」は、有史以前から人々の体を守ってきました。 藍染めの歴史は古く、エジプトのテーベ遺跡で発掘された紀元前2000年頃のミイラに、藍で染めた麻布が巻かれていました。 その後、藍染めはインド・中国へと広がっていきます。 インドでは、インド原産の青色染材としてインジカンと呼ぶようになり、これが藍の代名詞「インディゴ」となりました。 中国では、紀元前一世紀頃から筍子の「青は之を藍に取りて、藍よりも青し」との名言もあります。また、当初藍は薬用にも用いられ、漢方薬としても使われていました。 藍染めとは『藍』という名の染料植物があるわけではなく、インジゴ(インジカン)という色素を含んでいれば染色可能で世界にはインジゴを生み出す種々の植物があり、これらの植物が世界各地において、様々な方法で藍染めに用いられてきました。 藍染めは、飛鳥時代に中国から日本に持ち込まれたといわれています。 藍染は古くは夏季だけの染色でした。藍は刈り取ってすぐに用いられ、葉を直接桶などに仕込んで藍建てして染色したものが始めと思われます。 日本で現存する最古の藍染品は、奈良の法隆寺(607年)、および正倉院(756年)に藍の組織として残っていることから、おそらく遣隋使(607~614年)か遣唐使(630~894年)が持ち帰ったものだとされています。 平安時代初期にまとめられた『延喜式』には藍染めに関する記載があり、鎌倉時代には藍の濃紺のかち色(勝ち色)が武家に愛好されました。 鎧の下に藍染めの下着をつけ、切り傷や虫さされから身を守っていました。 室町時代には藍カメを土中に埋めて保温し、火壷を設け加温する藍建の方法が発明されました。 また藍草を発酵させてすくもを作り出し、夏場だけでなく年間を通じて染色できるようになりました。 現在の藍染の手法はこの当時に確立されたといわれています 大名が着用した熨斗目や裃、中間や職人が愛用した法被や浴衣、赤ちゃんが産湯の時に使う湯上げ布やおむつ。武将が鎧の下に着た藍肌着、農作業時のもんぺ、夏の夜の蚊帳、冬の夜は布団布など藍染は生活に密着し必要不可欠な物でありました。 藍染めが庶民に普及したのは江戸時代のはじめ頃。木綿の着物を着るようになったのがきっかけで野良着、もんぺなど仕事着に用いられていました。 藍染め屋は『紺屋』と呼ばれていました。身の回りのあらゆるものを染めるのに利用され、塩水や潮風にも強く、漁師の祝着などにも藍染めがつかわれました。 明治8年に訪れた化学者 アトキンソンは日本中が青い衣服であふれていることに驚き、藍の色を『ジャパンブルー』「藍 Japan Blue」と名づけました。 1880年 ドイツのバイヤーが化学的に藍の合成に成功し実用的で美しい藍染めは庶民の衣服の主な染料となりました。 ★藍 商品一覧★ ★藍 Japan Blue★ Pアップ!TVで話題!藍の石鹸!「プレミアム藍ソープ 100g 素敵なプレゼント付!!」【楽天最安値に挑戦!!】自然の素材で優しく洗い流す洗顔せっけん♪刺激になる化学成分は一切使用せずお肌が喜ぶ贅沢成分配合!! e-セレショップ プレミアム藍ソープ(藍石鹸/藍の石鹸/藍染め石鹸)【14dw05】 やすらぎと癒しのショップ テレビで話題の藍ソープとは テレビショッピング 選ぶ 価格 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010/05/17 11:09:07 AM
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