小さな文字の手紙
毎年今頃、手紙をくれる女性がいます。今回の文字は2~ミリの小さな文字でした。見た瞬間、調子が悪いんだなって分かりました。いつも入っている絵もありません。内容は、いま何もできない、手紙も書いていいのか悪いのか分からない、カウンセリングに行く事もできない、びくびくしていますといったつぶやきのような手紙でした。そのままでいいよ、気が向いたら街路樹の小さなさくらんぼや、子育て中のツバメを眺めて気持ちを休めてあげてね。とお返事を書きました。彼女は「気合」とか「喝」には縁遠い人です。彼女は私から元気をもらいたいのかなと役割を意識していますが、どうしたら彼女が喜んでくれるのか分からないでいます。気が低下している人を励ましちゃいけないって分かっていても、喜ぶ顔が見たいものです。