難しい地デジの話
地デジの説明会に参加した。我が家はNTTのフレッツテレビを入れているがテレビはブラウン管だ。アナログ放送終了までもつかどうか分からないが、今のところ問題なく見れている。故障したら買い換えるつもりなので地デジチューナを買う気はない。その代わりに地デジチューナー内蔵のDVDレコーダーを買った。説明書に、やたらと意味不明の単語が出てくる。これを知るだけでもいいと思って説明会に出てみた。定員85名なのに参加者は僅かに20人ばかり、しかもみな年寄りばかりだ。一通りの説明があったが耳新しいことはない。僅かに地デジがハイビジョンで放映されることを知ったくらいだ。質問の時間になった。やおら手を挙げた老人が「アナログだのデジタルとかいうがそれは一体何なのか聞きたい」と。説明員いわく「アナログは電波障害で画像が二重になったりするが、デジタルではそういうことがない」老人いわく「画像が二重になるのがアナログで、きれいな画像がデジタルというのか?」説明員「では体温計で説明します。水銀柱が上がったり下がったりして目盛りで読むものと、最近は数字が表示されるものとがあるが、前者をアナログと呼び後者をデジタルと呼びます。」老人は「???・・・」カメラや携帯もそうだが、デジタルになると出来ることが多くなる。老人にとっては、カメラは写真機だし携帯は電話機、テレビは映る物で余計な機能は邪魔なだけなのだ。