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カテゴリ:読書ネタ
坂の上の雲(3) ワリャーグとコレーツは港口あたりの八尾島をめざしてすすんできた。両艦とも先頭旗をかかげた。待ち伏せた浅間も、戦闘旗をあげ、さらに接近した。 双方の距離が七キロから六キロになったころ、浅間は八インチ砲を放って試射し、ついで左舷放火をひらいた。そのうちの後部八インチ砲弾がワリャーグ前艦橋にあたり、すさまじく爆発した。すでにこの日旅順方面でも水雷戦がおこなわれたが、艦砲にかぎっていえば日露戦争における日本側の第一発は浅間の八インチ砲であろう。 (砲火 p.224) ついに日露戦争の火蓋が切って落とされた。 今のご時世じゃこんな近代の戦争は誰もやらないけど、 それにしても20世紀の戦争は人間臭い。 武士道、騎士道というか、妙に潔い感じが男のロマンだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.12.13 00:48:07
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