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水納島の一週間。
あっという間に過ぎ去ってしまった。 前回も感じたけれど、この島へは「行く」というより「帰る」という感覚の方がしっくり来る。 今回はよりいっそう、その感覚が強かった。 4回目ともなれば島の概要はおおよそわかっているから、新鮮味というのは正直言ってあまり無い。 でも、懐かしさと親しさが、あちこちのそれやこれやに、そして島の空間全体に感じられる。 それでももちろん、発見もいろいろあった。 初めてのこの季節、渡りの途中のサンコウチョウを見ることができた。 海にあんなにたくさんのウミガメが泳いでいるのも見られた。 クイナやアオバトやトンボの群れや・・・。 また違う季節に「帰って」きたいと、そう思う。 島を出るとき、強い向かい風が吹いていた。 ふと、島のほうも私達との別れを惜しんでくれているのではないかと、そんなことを思ってしまった。 なぜか、素直な気持ちで願ったことが、ほとんど叶った島での日々。 早くまた帰りたい。 そしていつまでも、この島が美しいままであってほしいと切に願う。 それから、こんな話を聞いてくれる人がいるということも、しみじみとありがたいことだと思う。 Tシャツに短パンで過ごした沖縄から、桐やツツジの咲く新緑の東京を経由し、霧雨で気温4℃の札幌に帰りついた今、いろいろな物思いがまとまりなく頭を巡るのである・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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