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昨日のことだけど、東京国立博物館に行ってきた。
目的は「円空仏」の展覧会。 円空さんの名前を知ったのは、たぶん17年前に岐阜の仕事をしたときかな? その頃は、美術に興味はあっても仏像にはそれほど関心がなかったのに、あの個性的な造形のおかげで名前は記憶に残っていた。 その後、今に至っては仏像への関心はすっかり高まってるし、その間に円空仏にお目にかかる機会も何度かあった。 仏師と言えば、定朝や運慶・快慶…くらいの有名どころしか私もわからないけれど、それぞれに個性があるとは言え、円空さんの仏さんはまさに「円空仏」と呼ばれるほどに個性的。 木の中に隠れていたお姿を浮き彫りにするような…そういう意味では神仏習合的な日本らしい感性だと思うし、必要最小限の彫りによるデフォルメされた造形も戯画に通じるようなこれまた日本的なスタイルだな、と思う。 北海道に転勤してたとき、彼の地にも円空仏があるのを知って驚いたけれど、それにしてもその作品数の多さと足跡の広さには驚く。 一体、どんな人だったのか… 他の仏師たちと違って、自然や民衆に近いところにいた人だろうから、そういう雰囲気を味わえるような場所に祀られている円空仏があるなら、観てみたいな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年02月04日 23時37分25秒
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