地味な静岡SP~金谷編地味な静岡SP~金谷編金谷といえば、どのHPでも、蒸気機関車が名物の大井川鉄道に話が行くが そこは「各駅停車の旅」名物。当然、はぐれ雲のような旅をしていきます。 朝一にて、金谷に到着。まずは腹を満たしてから・・・とか思ってたら 駅前には何もなし。コンビニさえみつからず、イバラの道の予感。 とにかくこの日は暑い。駅から5分ほど歩いたんだけど すでに汗のつゆだく。今年は冷夏と言われ、きのうまでは涼しかったのだが。 金谷坂の石畳までやってきました。 ここからは、木陰の中の道を歩けばいいので、幾分は楽。 ヘビとスズメバチにだけ注意して上がっていきます。 いいムードになってまいりました。 松平健が白馬に乗って、下りてきそうだね 路面は大きな石になっていて、ゴッツゴツ とにかく歩きにくい! 当時は歩きやすくするために、こうしたそうだから いかに泥道は歩きにくかったかが、わかる。 馬も泥に滑って、よくコケたんだろうね。 その金谷坂を上がりきったら、そこはあの有名な牧の原台地であります。 その昔、江戸幕府が倒れ、江戸を追われた慶喜と、 川越制度が廃止された島田の人足たちが、 その後を生きるために開拓したのが、この茶畑なのです。 そこに聞こえるのは、虫の声と防霜ファン(扇風機みたいなヤツ)の回る音だけ 一面茶畑のため、視界を遮る高さのものがないから 非常に風通しがよく、風が心地よい。 なにか、さわやかでカラッとした暑さ 東京では絶対にない、湿気のない暑さ しかし、同時に日陰がない、どこまで行ってもない。これはこれでつらかった。 まあね、ホントどこまで歩いても茶畑ばかり。 ここまで開拓したんだから、すごいことだよね。 大体10キロくらいでしょうか、3時間歩きました。ずっと茶畑。 牧の原台地の大きさを体感として、勉強できました。 台地というくらいですから、下界の眺めは最高! 島田の製紙工場の煙突も見えます。 台地を降りて行きます。 目指すは、木造の橋としては世界一の長さを誇っている蓬莱橋です。 茶畑から、大井川を望む そして、茶(ペットボトルだが)を飲みながら、静かな時間が流れる・・・ 大人の時間である さて、その後はひたすら歩いて、蓬莱橋を目指します。 すでに3時間ほど歩いて、さらにきのうから何も食べてないというヘトヘト状態。 9時に歩き始めて、すでに昼前となっていた。 茶畑オンリーで店などはまったく無い。なんとか茶をガブ飲みして、空腹を誤魔化す。 「蓬莱橋あと3km」という標識に励まされて、 なんとか「蓬莱橋入り口」という砂利道を見つけました! なにもこんな苦労しなくても、島田の駅からは徒歩20分ほどで 蓬莱橋は見に行けるわけで、どのHPを見たって、金谷側から攻める輩など見たことが無い。 しかし、あえて金谷側からの蓬莱橋を目指した意義は この蓬莱橋は牧の原台地の開拓者たちが、島田に買い物に出るために作られたものだから 自分も同じように、渡りたかったのです。 3時間歩いても、誰もすれ違わなかったけどね。いかにこの企画がはぐれメタルかわかるというものだ。 そしてようやく、どこのHPでも見たこともないアングルの蓬莱橋を拝めました! さあ、いよいよ蓬莱橋へGO! ジャンル別一覧
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